総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 信越総合通信局 > 広報資料 > INFO・NET信越 Vol.159 (平成27年2月25日発行)

INFO・NET信越 Vol.159 (平成27年2月25日発行)

News1:「タブレット端末を活用した除雪車運行支援ICTシステム」実証実験見学会を開催

【実施日】   平成27年2月13日(金) 13時00分〜16時00分
【実施場所】 長岡市川口地域
【実施概要】
 信越総合通信局は、信越情報通信懇談会と共催で、長岡技術科学大学で研究開発を実施している「タブレット端末を活用した除雪車運行支援ICT システム」の実証実験見学会を開催しました。
 本件は、総務省の「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」のプログラムである「地域ICT振興型研究開発」として採択された案件であり、山本助教を研究代表者として、平成25年度から2年間、研究開発が進められております。
 見学会では、県内でも有数の豪雪地帯である長岡市川口地域において、雪のない時期の道路状況を表示し、マンホールや縁石など除雪時に注意を要する設備に接近するとオペレータに注意を促すタブレット端末を搭載した除雪車や、降積雪を測定するとともに、朝までの積雪状況を予測するセンサネットワークについて、長岡技術科学大学の山崎教授及び山本助教からご説明していただきました。
 システムの見学の後は、長岡市の「交流体験館」において、市の担当者に除雪の実情を伺うとともに、研究者、参加者を交えて、今後のシステムの社会実装などについて、意見交換を行いました。 
ICTを活用した本システムの実用化により、除雪作業時における除雪車の転倒や道路設備の破壊といった事故の防止、降雪を予測することによる効率的な除雪作業の実施が可能となり、豪雪地帯で暮らす住民の安心安全の確保にもつながるものと期待されています。
 

タブレットシステムを搭載した除雪車を見学

無雪期の道路状況が表示されたタブレット

降積雪を測定するセンサ局

山崎教授、長岡市担当者を交えての意見交換会


連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

News2:「ICT利活用促進セミナー」を長野市において開催

「ICT利活用促進セミナー」を長野市において開催

【実施日】   平成27年2月19日(木) 13時30分〜16時40分
【実施場所】 JA長野県ビル 12階B会議室(長野県長野市)
【実施概要】
 信越総合通信局、信越情報通信懇談会及び信越電波協力会の主催により、長野市において、「ICT利活用促進セミナー」を開催しました。本セミナーは、平成26年度サイバーセキュリティ月間行事としても位置づけられております。
 本セミナーでは、「ICTの利活用で地方創生に貢献を」をテーマとして、ICTを活用した地域情報化の成功事例などについて講演をいただきました。
 最初に、独立行政法人情報通信研究機構先進的音声翻訳研究開発推進センター統括の内元様から「世界の「言葉の壁」をなくす多言語音声翻訳技術」と題して、情報通信研究機構で開発した自動音声翻訳システムの仕組みと同システムの応用としての聴覚障がい者支援アプリ、さらに東京オリンピックをターゲットとした今後の研究開発についてご講演をいただきました。
 続いて、富山県南砺市政策推進課副主幹の松岩様から、「そくさいネットふれiTV整備事業について」と題して、高齢化が進む南砺市において、ビデオ通話やメール配信及び防災・地域情報の伝達を可能にする「ふれiTV」の導入により、特に高齢者世帯の安心・安全を確保につながったことについてお話をいただきました。
 また、公益財団法人ながの観光コンベンションビューロー観光部主任の中澤様からは、「長野市の外国人観光客の現状とWi-Fi整備状況について」と題して、長野市において外国人旅行者の便宜を図るためにFreeWiFiカードを配布した取組と今後の展開についてご講演をいただきました。
 サントリーフーズ株式会社関東・甲信越支社課長代理の石井様及びエレコム株式会社商品開発部通信事業チームの高坂様から、「『Wi-Fi協業ビジネスモデル』のご案内」と題して、自動販売機と無料Wi-Fiの設置をセットにしたビジネスモデルについてご紹介がありました。
 さらに、一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック部副部長の齋藤様から「無線LANの安全・安心利用に向けて」と題して、Wi-Fiの安全・安心利用のためには、設置者は自社と公衆Wi-Fiのネットワークを分離し、無線通信に適切な暗号化を行うことが必要であり、利用者は自分が送る情報の重要度に応じて正しくWi-Fiを利用することが必要であることについて、ご講演をいただきました。
 最後に、総務省情報流通行政局地域通信振興課金子課長補佐から、「『地方創生』と地域課題解決へのICT利活用について」と題して、地域課題をICTの活用により解決につなげた優良事例と総務省で進めている施策について説明しました。
 講演終了後のアンケートでは、「Wi-Fiのセキュリティ面が理解できた」、「Wi-Fiの設置前後の変化を詳しく聞きたい」、「利活用事例を多く聞きたい。多様な内容で組んで欲しい」等特にWi-Fiや利活用事例についての関心が伺えました。
 今後も、信越総合通信局は、管内のICT利活用を促進し、地方創生につながる取組を進めていきます。

挨拶する秋本信越総合通信局長

【講師】
(独)情報通信研究機構 内元統括

【講師】
富山県南砺市 松岩副主幹

【講師】
(公財)ながの観光コンベンションビューロー 中澤主任

【講師】
サントリーフーズ(株) 石井課長代理

【講師】
エレコム(株) 高坂様

【講師】
(一財)日本データ通信協会 齋藤副部長

【講師】
総務省情報流通行政局 金子課長補佐

セミナー会場の様子

連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

News3:3月に実施される無線従事者の養成課程について(その2)

 信越総合通信局管内(新潟県と長野県)で平成27年3月に実施される無線従事者の養成課程※についてお知らせします。

※無線従事者として求められる知識・技能の習得を目的とした講習であり、基準に適合していることについて総合通信局長が認定したものです。
 養成課程の受講者は、講習を修了することにより国家試験を受けることなく無線従事者資格を取得できます。


対象資格 実施期間 実施地 認定施設者
(実施する者)
問い合わせ先
第三級アマチュア無線技士

(注)第四級アマチュア無線技士等の資格所有者が対象
平成27年3月29日 新潟県
三条市
一般財団法人日本アマチュア無線振興協会 養成部
電話 03-3910-7210

連絡先

航空海上課
電話 026−234−9967

ページトップへ戻る