INFO・NET信越 Vol.179 (平成27年10月15日発行)
News1:長野県総合防災訓練で臨時災害放送局用実験試験局を運用 〜防災訓練での電波発射は信越管内では初めて〜
【実施日】平成27年10月4日(日)
【実施場所】長野県千曲市戸倉庁舎、大西緑地公園
【実施概要】
信越総合通信局は、長野県及び千曲市の主催により、長野県千曲市において実施された平成27年度長野県総合防災訓練に参加し、信越総合通信局管内では初めてとなる臨時災害放送局用設備を使用した実験試験局による運用訓練を行いました。
防災訓練は、長野県北部を震源とする大規模な地震により、千曲市内の各地で死傷者や建物の倒壊が多数発生したとの想定で行われました。
訓練の一環として、千曲市からの臨時災害放送局の開設要請を受けて、信越総合通信局は臨時災害放送局用機器の貸出しと臨機の措置による免許の付与を行い、さらに千曲市戸倉庁舎内に放送設備を設置するとともに、株式会社信州ケーブルテレビジョンの協力を得ながら庁舎屋上から訓練会場の様子をテレビカメラで撮影し、アナウンス席で確認しながら訓練の状況をFM放送の電波に乗せて会場に流しました。
当日は訓練会場である千曲市の大西緑地公園、千曲市戸倉庁舎また避難場所である戸倉体育館の周辺では、FMラジオの周波数を87.3MHzに合わせることにより、防災訓練の状況などを聴取することができました。併せて聞き取りによるアンケート調査を実施した結果、お答えいただいた11名の方から(うち視覚障害者の方5名)、「大規模な非常災害時には自治体が運営する臨時のFM放送局は有効」との回答が得られました。
また、災害対策用移動通信機器、臨時災害放送局用機器及び災害対策用移動電源車の貸出し手続等のパネル展示により、信越総合通信局における防災関連の取り組みを紹介し、一般来場者のほか、阿部長野県知事も視察に来訪されました。
近年、信越管内においても地震や火山災害などの発生が続き、防災に対する意識が高まってきています。信越総合通信局は引き続き非常災害時における地域の情報通信基盤の確保・復旧等に関し、地方公共団体等に対する支援を行ってまいります。
臨時災害放送局設備による放送
信越総合通信局パネル展示
News2:平成27年11月に実施される無線従事者の養成課程について
信越総合通信局管内(新潟県と長野県)で平成27年11月に実施される無線従事者の養成課程※についてお知らせします。
※無線従事者として求められる知識・技能の習得を目的とした講習であり、基準に適合していることについて総合通信局長が認定したものです。
養成課程の受講者は、講習を修了することにより国家試験を受けることなく無線従事者資格を取得できます。
対象資格 |
実施期間 |
実施地 |
認定施設者
(実施する者) |
問い合わせ先 |
第三級アマチュア無線技士 (注)第四級アマチュア無線技士等の資格所有者が対象 |
平成27年11月3日 |
長野県
長野市 |
一般財団法人日本アマチュア無線振興協会 |
養成部
電話 03-3910-7210 |
第三級陸上特殊無線技士 |
平成27年11月18日 |
長野県
松本市 |
公益財団法人日本無線協会 |
信越支部
電話 026-234-1377 |
第三級アマチュア無線技士
(注)第四級アマチュア無線技士等の資格所有者が対象 |
平成27年11月23日 |
長野県
松本市 |
株式会社キューシーキュー企画 |
養成課程講習会担当
電話 03-5431-5732 |
連絡先
航空海上課
電話 026−234−9967
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