【実施日】平成29年6月25日(日) 13時30分〜16時50分
【実施場所】JA長野県ビル(長野市)
【実施概要】
信越総合通信局は、6月25日(日)に、信越情報通信懇談会との共催、長野県、長野県教育委員会、未来の学びコンソーシアムの後援により、JA長野県ビル(長野市)において、平成29年度情報通信月間行事として「教育ICTセミナー」を開催しました。
初めに、総務省 情報流通行政局 情報通信利用促進課 御厩課長から、「総務省における教育ICT政策」と題して、教育ICTの意義や現状と課題、教育クラウドの普及、Wi-Fi整備支援、プログラミング教育の普及推進といった総務省の政策についてご講演をいただきました。
続いて、文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課 情報教育振興室 情報教育企画係 松本係長から、「文部科学省における教育の情報化」と題して、学習指導要領の改定の方向性、学校現場のICT環境整備や教員のICT活用指導力の向上といった文部科学省の政策についてご講演をいただきました。
その後、「長野県内の教育の情報化を推進するために 〜情報革命の時代でも教育県・長野で有り続ける〜」をテーマにして、コーディネーターに、信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター センター長 村松様、パネリストに、信州大学教育学部附属長野小学校 ICT活用係主任 市川様、飯田市教育委員会 教育長 代田様、長野県教育委員会 教学指導課指導主事 箕田様、株式会社アソビズム 依田様、一般社団法人みんなのコード 指導者養成主任講師 竹谷様、信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター 副センター長 東原様によるパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、それぞれのお立場で教育ICTの取組状況や展望などの話題提供がありました。小学校でプログラミング教育が必須となる2020年に向けて、体系的な情報活用能力の重要性や、プログラミングを通しての論理的思考力の育成、先導的指導者の育成や校内研修の充実などの具体的な方策を、学校現場、教育委員会、企業・NPO、研究者が相互に連携して進めていくことを確認しました。
当日は、地方公共団体、教育関係者、IT関連企業等約80名の方が参加され、関心の高さが伺えました。
講演の様子
パネルディスカッションの様子
連絡先
情報通信振興室
電話 026−234−9937
【実施日】平成29年6月27日(火)
【実施場所】新潟県上越市
【実施概要】
平成29年6月27日、信越総合通信局は、新潟県上越市内において、一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)新潟県支部と規正用無線局・ガイダンス局の連携運用を実施しました。
当日は、アマチュア無線のVHF・UHF周波数帯において、呼出名称(コールサイン)を発しない等、運用ルールを守らないアマチュア局に対しJARLガイダンス局より電波による注意喚起を実施し、運用が改善されないアマチュア局には、さらに国(総務省)の規正用無線局より電波により警告すべく用意を行いました。注意喚起を受けると呼出名称を発し始めるなど、改善が図られました。
JARLガイダンス局
監査の様子
※ガイダンス局:アマチュア局に対して適正な運用を確保するため、電波によりメッセージを送出し周知を行うJARLの無線局
※規正用無線局:ルールに違反している無線局(アマチュア局、不法局)に対し、違反運用を即時に止めるように電波により指導するための、国(総務省)の無線局
連絡先
監視調査課
電話 026−234−9945
【実施日】 平成29年6月24日(土) 9時00分〜13時30分
【実施場所】 新井総合コミュニティセンター
上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこう(新潟県妙高市)
【実施概要】
信越総合通信局は、信越情報通信懇談会(会長 不破 泰 信州大学総合情報センター長・教授)、新潟県電波適正利用推進員協議会(会長 須田 徹雄)及び上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこう(代表取締役社長 宮澤 英文)とともに「親子ラジオ工作教室」を開催し、親子7組計17名に参加いただきました。
上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこうとの新潟県妙高市における親子ラジオ工作教室の開催は、昨年度に引き続き2回目です。
この取組は、「防災・減災のための放送」や「災害時に子供たちにもできること」を考える機会として、平成25年度より開催しているものです。これまでは、被災した方々などへの情報伝達手段の一つとして臨時災害放送局を直ちに開局するための体制づくりを柱としてきましたが、一方で、情報を受ける側である住民の皆さんが災害時におけるラジオの重要性に対する認識を高めてもらうことも必要なことから、このような催しを実施しているものです。
ラジオ工作教室では、慣れない半田ごてによる部品の取り付けに、苦戦する子供たちや、子供たちより頑張ってしまった保護者も見られたものの、終了時間までには、全員、無事組み立てを完了し、ラジオ放送を受信することができ、とてもうれしそうでした。
また、新潟大学理学部本田明治准教授から「防災について考える(気象災害から身を守るために)」と題して、上越・妙高地域の気象と防災を始め、特にこれからの季節心配される大雨・落雷・竜巻に対する心構えや災害時のラジオ放送の活用について説明を受けました。
続いて、新潟県電波適正利用推進員からは、電波の仕組みや正しい使い方などについて説明を受けました。
その後、完成したラジオを持って、FMみょうこうの放送設備やスタジオを見学した後、子供と保護者が交代でスタジオに入り、特別番組に生出演しました。元気いっぱいの子供たちでしたが、放送の時間が近づくに連れ緊張し、放送本番では初めての経験に緊張しながらも、女性パーソナリティのやさしい問いかけに対して、みんな自分の言葉で一生懸命に答えていました。次に保護者へバトンタッチし、生番組に出演すると、控室に移動した子供たちは、手にしたラジオから流れる緊張した親たちの声を楽しそうに聞いていました。
参加者からは、防災と電波の説明について「竜巻も電波もすごく早いと解った」「災害時にはラジオで情報を聞きたい」、また、ラジオの工作について「小さな部品で難しかったけど、組み立てる時は、おもしろかった」「半田付けの時煙が出て驚いたけれど、お父さんと工作できて楽しかった」などの子供たちの感想や、「初めての半田付け作業にドキドキし、ラジオが完成したら子供と一緒に喜んでしまいました」「子供と一緒にラジオの中を見ることができて感動しました」という保護者の感想、また番組への生出演に関しては、「生出演初めてだけど、上手く答えられて良かった」「自分は緊張したけど、ラジオで聞くお母さんの声は良かった」「緊張してしまった。もっと話したかった」等、素直な感想も聞かれ、子供と保護者で参加して楽しかった様子が感じられました。
今年で5年目の取り組みとなしますが、ラジオ放送や電波の仕組み、災害時でのラジオの大切さを親子で一緒に考る良い機会となりました。
7月には、長野県のコミュニティ放送局「エルシーブイFM」と「エフエムとうみ」で、8月には、新潟県の「エフエムしばた」で、また、9月には、長野県の「あづみ野エフエム」でも、同様の催しを開催する予定です。
夢中でラジオ工作に取り組む親子
【講師】新潟大学理学部 本田明治 准教授
ラジオ生出演に出演する児童
完成したラジオを持って記念撮影
連絡先
企画調整課
電話 026−234−9940