【実施日】平成30年10月2日(火)13時30分〜16時40分
【実施場所】JA長野県ビル(長野県長野市)
【実施概要】
信越総合通信局は、長野県警察、信越情報通信懇談会(会長 不破 泰 信州大学総合情報センター長・教授)との共催で、「情報通信利用環境セミナー〜2020東京五輪とその後を見据えた情報セキュリティ対策〜」を開催しました。
セミナーでは、始めに、総務省サイバーセキュリティ統括官室の豊重参事官補佐から、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた政府におけるサイバーセキュリティ対策の取組」と題して、政府や各組織における体制の紹介や想定されるリスクへの対応、東京に限らず地方を含めてセキュリティ対策が重要との説明がありました。
次に、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 早期警戒グループの佐々木様から、「オリンピック・パラリンピック大会のモニタリングオペレーションから」と題し、自センターの活動紹介及びオリンピックのような大規模イベントにおける脅威の事例を中心に講演をいただきました。
最後に、日本電気株式会社東京オリンピック・パラリンピック推進本部の山際様からは、「2020年とその先の都市の安全・安心〜NECが目指すパブリックセーフティ〜」と題し、各種認証や画像処理技術を用いた混雑緩和、スムーズな入退場、犯罪の予防のための事例紹介など東京五輪に向けた最新技術を中心に講演いただきました。
参加者は、自治体、企業の方々など53名が熱心に聴講され、情報セキュリティ対策に関する関心の高さが伺えました。
【講師】(一社)JPCERTコーディネーションセンター
佐々木様
連絡先
電気通信事業課
電話 026−234−9936
【実施日】平成30年10月5日(金) 10時〜16時50分
【実施場所】長野県工業技術総合センター(長野県長野市)
【実施概要】
信越総合通信局は、公益財団法人長野県テクノ財団(理事長 神澤 鋭二)及び長野商工会議所(会頭 北村 正博)との共催により、IoT導入・利活用に関する講習会「IoT体験セミナー」を開催しました。
近年、IoTの導入によるコスト削減、効率化等の業務改善、生産性向上や新たな価値・ビジネスの創出が期待されており、IoTを利活用できる人材の育成が求められています。
このような中、本セミナーはIoTの導入・利活用に関心のある中小企業等を対象に、IoTに関する基本的な知識の習得とともに、実際にIoTのデモ機器に触れながら、IoT導入イメージをより具体的に感じていただくことを目的に開催されました。
セミナーでは、農業、製造業、商業等の分野におけるIoTの活用例の紹介や、電波法に適合したIoT機器の使用、電波の混信回避などIoTの導入実現に必要なことについて分かりやすく説明されました。また、悪意のある第三者からの遠隔操作やコンピュータウイルス感染の危険性が高まることから、IoT機器に対するセキュリティー対策の重要性が強調されました。
さらに、IoTを活用して自社のビジネス課題をどのようにして解決に導いていくのか、をテーマに熱心なグループ討論が行われました。
本セミナーのメインであった「IoT実機の操作体験」の時間には、各グループに体験用機器として、「温度・湿度・気圧センサー」、「シングルボードコンピュータ」、「ディスプレイ(PC・LED)」などが一式用意されました。 講師から簡単なプログラミングの方法を学んだ後、各センサーから温度等のデータを取得し、そのデータをディスプレイ上にグラフ化(可視化)する、IoTでの一般的なプロセスを体験し、簡単にIoT環境を構築できることについて、感心する様子が見られました。
操作体験では、用意された「カメラ」で撮影した画像をクラウド上のAIに認識させ、さらにその答えを英語から日本語に翻訳する実習も行われました。撮影した画像にAIが「年齢推定」する場面では、どのような答えを返してくるのかを興味深く見守り、その答えに盛り上がるなど、参加者は楽しみながら体験していました。
さらに、IoTの全体像の具体的イメージを持ってもらうことを狙いとして、会場内に温度などをセンサーで取得し、これをタブレット上にグラフ化する実機デモを展示するとともに、気圧・湿度・画像・水分などを検知する各種センサーの見本も用意されました。
本セミナーでは、長野県内の企業・団体等から参加した約30名が熱心に受講し、また、意欲的に操作体験する様子から、IoT導入に対する関心の高さが伺えました。
連絡先
情報通信振興室
電話 026−234−9937