INFO・NET信越 Vol.284 (令和元年5月27日発行)
News1:地上テレビジョン放送用可搬型送信設備の試験運用を実施
【実施日】令和元年5月8日(水)13時〜
【実施場所】諏訪市役所(長野県諏訪市)
【実施概要】
信越総合通信局と諏訪広域連合は、エルシーブイ株式会社の協力を得て、地上テレビジョン放送局の被災により放送が継続できない場合の代替として活用する地上テレビジョン放送用可搬型送信設備、及び災害が発生した際に被災者に対してFMラジオを通じて救援や避難生活情報を放送する臨時災害放送局用設備の試験運用をそれぞれ実施しました。
総務省では、災害時において、これらの設備を地方公共団体等に無償で貸し出す仕組みを設けており、今回の試験運用では、災害発生時を想定して、機器の貸出手順の確認、機器の設置訓練及び実際の電波の発射により周辺での受信確認調査を行いました。地上テレビジョン放送用可搬型送信設備については、諏訪市役所近辺において受信できることを確認し、臨時災害放送局については、災害時の避難所を想定して諏訪広域連合の公共施設等において受信確認を行いました。確認の結果については、今後の防災計画の策定などに役立てられる予定です。
地方公共団体と協力して地上テレビジョン放送用可搬型送信設備の試験運用を実施する取組は、今回が全国で初めてとなります。
試験運用の様子
左:地上テレビジョン放送用可搬型送信設備
右:臨時災害放送局用設備
【関連報道発表】
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災害時における情報伝達手段の確保を支援〜全国で初めて地方公共団体と協力した地上テレビジョン放送用可搬型送信設備の試験運用を実施〜(平成31年4月26日付け)
News2:第68回信越地方非常通信協議会総会を開催
【実施日】令和元年5月15日(水)13時30分〜
【実施場所】メルパルク長野(長野県長野市)
【実施概要】
総会では、川村一郎会長(信越総合通信局長)より開会挨拶を受けた後、議長に和田剛氏(長野県危機管理部消防課課長補佐)を選出し、議事においては、「平成30年度事業経過報告」及び「令和元年度事業計画」等が採択されました。
本協議会では、今年度の活動として、非常災害時における通信の確保及び円滑な情報伝達などを目的に、非常通信訓練や非常通信実施体制の総点検などを行っていくこととしており、当協議会の益々の活躍が期待されます。
また、本総会に続き、豪雨災害や台風時に重要無線通信の確保や通信サービスの維持に貢献された4団体に対する表彰式が行われ、川村会長から被表彰団体の代表者に表彰状が手渡されました。
川村会長の挨拶
議長を務める和田氏
受賞団体の代表の皆様
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