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INFO・NET信越 Vol.303 (令和2年1月15日発行)

News1:全国で初めて「地域団体主催のIoT講習会」及び「講師育成のためのIoT講習会」を開催

 企業等の活動において、業務改善や新たな価値・ビジネスの創出を図るためのツールとして、IoTを導入・利活用していくことが期待されていますが、IoTの効果的な導入・利活用のためには、IoTの導入・利活用を行う側の企業等(ユーザ企業等)において、センサー等のIoT機器の種類・特性・用途に応じた選択等の基本的な知識や技術を理解し、混信や干渉を発生させずに電波の有効利用を図りつつIoTを利活用できる人材の育成が重要となっています。
 このたび信越総合通信局では、上記の目的に関わる2件の講習会を全国で初めて実施・支援しました。
 信越総合通信局では、今後も地域におけるIoT人材育成のため、積極的に支援してまいります。

(1) 「地域団体主催のIoT講習会」
【実施日】令和元年11月27日(水) 16時から17時30分まで
【実施場所】茅野市市民活動センター(長野県茅野市)
【実施概要】
 信越総合通信局は、茅野市における産・学・官の連携を推進する組織である「茅野・産業振興プラザ」が主催する、「地域団体主催のIoT講習会(茅野AI・IoT研究会)」への支援を実施しました。
 本講習会は、IoT導入支援のセミナー等が地域において自律的に行われるようになることを目的に、IoT講習会実施の意向がある団体に対して、テキスト等の教材や講習スキームの提供等の支援を実施するもので、全国で初めて開催されました。
 IoTに対する具体的なイメージが掴めるよう、講師を務めていただいた公立諏訪東京理科大学の小林誠司特任教授が携わった実装事例が多く紹介されるなど、IoTの基礎を理解しやすい講習会となりました。
 受講者全員を対象に行ったアンケートでは「IoTに興味がわいた」、「導入を検討したい」との回答をいただきました。
 

講習会の模様

 
(2) 「講師育成のためのIoT講習会」
【実施日】令和元年12月25日(水) 9時30分から17時まで
【実施場所】長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市)
【実施概要】
 信越総合通信局は、「講師育成のためのIoT講習会」を全国で初めて実施しました。
 本講習会は、地域でIoT機器を導入支援する、又はその意向がある団体に対し、自律的にIoT講習会を実施する際に登壇できる講師を育成することを目的として開催されました。
 講師による概要説明、ミニ講義などのガイダンスの後、受講者が実際に講師となってデモ講義を行い、他の受講者からの評価(フィードバック)を受けるという実践的な内容でした。
 受講者は全員長岡高専の教職員で、ある参加者からは、「普段教員として教えている立場だが、無線関係の知識はもちろん、教え方の面で改めて気づかされたところ、初めて教わる内容もあり、大変参考になった。」との感想をいただくなど、今後のIoT利活用における人材育成の一助として評価できる結果となりました。

   

講師による講義

受講者によるデモ

連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

News2:「たかぎICTクラブ」が公開講座を実施

【実施日】令和元年12月22日(日)
【実施場所】たかぎスポーツクラブ ICTクラブ教室(長野県喬木村)
【実施概要】
 総務省の令和元年度「地域ICTクラブ普及推進事業」実証事業に採択された「たかぎICTクラブ」が公開講座を実施しました。
 本実証事業は、地域で子供・学生、社会人、障害者、高齢者等がモノづくり、デザイン、ロボット操作、ゲーム、音楽等を楽しく学び合う中で、プログラミング等のICTに関し世代を超えて知識・経験を共有する仕組みとして「地域ICTクラブ」を整備し、全国への横展開を推進するものです。
 今回の公開講座には、村内の小中学校生16名が集まり、プログラミングについて講師の座学を受けた後、それぞれ希望する課題に取り組みました。
 メニューは様々で、Ichigo Jamのプログラミング、ロボット型プログラミング、ドローン飛行プログラミングや3Dプリンターでの制作などが用意され、全員が真剣な眼差しでプログラミングに取り組み、楽しく学ぶ様子が伺えました。思い通りに動き歓声を上げる児童や、うまく動作せず首をかしげて講師にすがる様子の児童など様々でしたが、時間を経つのも忘れ没頭していました。
 

Ichigo Jamでプログラミング

 

連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

News3:「オープンデータ化支援研修」を開催

【実施日】令和元年12月20日(金) 13時30分から16時30分まで
【実施場所】エコールみよた あつもりホール(長野県御代田町)
【実施概要】
 信越総合通信局は、長野県御代田町で小諸市、軽井沢町、御代田町の近隣3市町合同のオープンデータ化支援研修を開催しました。
 地方公共団体が保有する公共データのオープンデータ化は、新事業・新サービスの創出、行政サービスの高度化、地域の経済活性化・課題解決等に寄与するものとして大きな可能性を有しています。
 総務省では、地方公共団体における上記の取組を推進するため、平成30年度から「オープンデータを推進する地方公共団体職員の人材育成等に関する実証」事業として、オープンデータを推進する地方公共団体職員を育成する研修を開催しています。
 今回の研修は、軽井沢町を中心に、小諸市及び御代田町の職員も対象とした庁内研修として開催しました。
 研修では、まずオープンデータの定義・意義、長野県および先進自治体(長野県須坂市)の取組の紹介、作業手順の説明等の講義により理解を深めていただきました。その後のミニディスカッションでは、担当する業務毎のグループに分かれ、オープンデータ化を進める際の業務フローや他との連携(県・他市町・他課室)、課題解決等について積極的に案を出し合い、その結果を発表しました。
 研修後のアンケートでは、オープンデータ化への前向きな回答が多かったことから、今後の各地方公共団体におけるオープンデータの推進が期待できる研修となりました。

 

講義の模様

ミニディスカッションの模様

連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

News4:令和2年2月に実施される無線従事者の養成課程について

 信越総合通信局管内(新潟県と長野県)で令和2年2月に実施される無線従事者の養成課程※についてお知らせします。
※無線従事者として求められる知識・技能の習得を目的とした講習であり、基準に適合していることについて総合通信局長が認定したものです。
    養成課程の受講者は、講習を修了することにより国家試験を受けることなく無線従事者資格を取得できます。
  
対象資格 実施期間 実施地 認定施設者
(実施する者)
問い合わせ先
第三級陸上特殊無線
技士
令和2年2月19日 長野県
長野市
公益財団法人日本無線協会 信越支部
電話026-234-1377
 

連絡先

航空海上課
電話 026−234−9967

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