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INFO・NET信越 Vol.366 (令和5年3月20日発行)

News1:「サイバーセキュリティセミナー2023」を開催−サイバーセキュリティ月間(2/1〜3/18)での対策強化に向け−

【実施日】令和5年2月28日(火)
【実施概要】
 現在、あらゆる分野においてDXの推進が必須となっていますが、DXを推進する上では企業団体は意識的にサイバーセキュリティの対策を行うことが重要です。
 サイバー攻撃内容は多様化・高度化しており、攻撃を受けても、事業・経営への影響を最小限に抑え込み、事業の継続を実現する新しい視点のセキュリティ対策「サイバーレジリエンス」が重要視されています。
 信越総合通信局は、長野県警察、新潟県警察及び信越情報通信懇談会との共催により、サプライチェーンのサイバーレジリエンスを考える「サイバーセキュリティセミナー2023」を開催しました。
 冒頭、塩崎充博信越総合通信局長及び熊谷猛彦長野県警察生活安全部長(布施谷明子サイバー犯罪捜査課長代読)による主催者あいさつでセミナーは開会しました。
 最初に、神戸大学大学院工学研究科教授 森井 昌克氏から、「サプライチェーン全体を崩壊させる中小企業へのサイバー攻撃〜些細なサイバーリスクは重大な経営リスクへ〜」と題して、サプライチェーンサイバーセキュリティコンソーシアム(SC3)中小企業支援対策WG座長の立場から、サプライチェーン全体に対するサイバー攻撃の脅威と将来的な危惧、さらには中小企業へのサイバー攻撃の現状と、その現実的な対策、さらには、ランサムウェアの被害と対策についても詳解をいただきました。
 続いて、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)から講師を招き「サイバー空間の脅威〜企業を狙うサイバー犯罪の現状〜」と題し、サイバー空間における脅威情勢として、企業をターゲットとしたサイバー犯罪の現状や分析等を最近の事例を交えながら紹介いただきました。
 最後に、株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室 落合 博幸氏より「地方の中小企業におけるサイバー攻撃の初動対応」と題し、専門の担当配置又はCSIRT組織が困難な、地方の中小企業における具体的なインシデント発生時の初動対応や早期復旧のための備えを解説いただきました。
 セミナーは、JA長野県ビルでの講演を同時配信するハイブリッド形式で行い、医療機関や、IT系、インフラ系をはじめとした様々な民間企業等からおよそ150名の参加がありました。
 信越総合通信局では、今後も、サイバーセキュリティに関する意識と理解の向上に向けた支援とともに、対策の強化に向け取り組んでまいります。

 

専門分野からご講演をいただいた講師

 
森井講師(神戸大学大学院教授)

森井講師(神戸大学大学院教授)
 

落合講師((株)ラック)

落合講師((株)ラック)



 

連絡先

電気通信事業課
電話 026−234−9936

News2:「メタバースの可能性を探る」セミナーを開催−メタバース開催に挑戦−

【実施日】令和5年3月2日(木)
【配信】Zoomウェビナー及びメタバース(DOOR)
【実施概要】
 信越総合通信局は、信越情報通信懇談会との共催により、「メタバースの可能性を探る」セミナーを開催しました。
 本セミナーは、信越総合通信局初の試みとして、Zoomウェビナーと併せ、DOORを用いたメタバース上でも開催し、Zoomウェビナーでは68件、メタバースでは50件、計118件(175名)の方にお申し込みいただきました。
 第1部「講演から探るメタバースの未来」では、最初に、総務省 情報流通行政局 参事官室 参事官補佐 松岡遼太郎より、総務省におけるメタバースに関する検討状況について講演しました。
 次に、株式会社Gugenka代表取締役CEO三上昌史様より、「生活やビジネスを変えるメタバース実例」と題し、実例やデモを交えながらメタバースの可能性について制作者側・プロデュース側からのお話をいただきました。
 第2部は、「体験して感じるメタバースの可能性」として、メタバース空間からのプログラムを実施しました。
 まず、パネルディスカッション「みんなで作った長岡高専バーチャルキャンパス」では、教育分野におけるメタバース活用事例である、全国の高専初の3Dメタバース空間「長岡高専バーチャルキャンパス」構築を題材に、長岡工業高等専門学校 電気電子工学科 准教授 和久井直樹様、株式会社Gugenka 代表取締役CEO 三上昌史様、株式会社新潟放送 経営戦略室 室長代理 田巻雄治様に登壇いただき、実際にプロジェクトに携わった、発注者・制作者・プロジェクトマネジメント各自の視点から、プロジェクトの展開方策、辿った経緯、直面した課題等についてお話しいただきました。実際の長岡高専バーチャルキャンパスを講演会場とし、登壇者も参加者もアバターとなって講演に参加いただきました。
 最後に、「新潟市古町バーチャル体験ツアー」を実施しました。バーチャル空間で構築された、花街やお屋敷街の風情を感じられる古町地区や、新潟市の名所である万代橋などへアバターの参加者をご案内するなど、バーチャル空間における観光体験をしていただきました。
 信越総合通信局では、地域活性化・地域課題解決に向け、今後も地域におけるICT利活用の促進に取り組んでまいります。

 
 
局長挨拶の様子@メタバース空間

局長挨拶の様子@メタバース空間
 

パネルディスカッションの様子@長岡高専バーチャルキャンパス

パネルディスカッションの様子
@長岡高専バーチャルキャンパス







 

連絡先

情報通信振興室
電話 026−234−9937

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