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トピックス(令和7年3月6日掲載)

「ローカル5Gを活用した家庭用除雪機遠隔操作実証報告会」に参加しました

 令和7年2月28日、信越総合通信局は、新潟県上越市において、「ローカル5Gを活用した家庭用除雪機遠隔操作実証報告会」に参加し、ローカル5G電波を用いた遠隔操作による除雪の実証を視察しました。

 本実証は、上越市の産・官・学・金・民が協力連携し、デジタルを活用してビジネス、スポーツ、教育、観光、健康など様々な分野が抱える問題の解決を図り、地域活性化などを目指す「上越5e協議会」が実施している取組です。上越5e協議会は、上越妙高駅前にある屋内外型ローカル5Gラボ「JM-DAWN」を拠点に活動しており、地域の企業等がローカル5Gを活用した様々な実証ができる場を提供しています。「JM-DAWN」は、令和3年度の総務省「地域サテライトオフィス整備推進事業」等を活用して整備されました。

 豪雪地域である上越市では、家庭用除雪機が多く使用されていますが、除雪作業に伴う事故の多発や高齢化に伴う除雪の担い手不足が大きな課題となっています。上越5e協議会では、事故の減少や除雪の担い手不足を補い地域の課題解決に導くため 、地元の若手技術者等と連携し、家庭用除雪機の遠隔操作の実用化を目指しています。

 当日は、屋外(釜蓋遺跡公園)にある除雪機に設置されたカメラの映像が、ローカル5Gの電波を用いて約100m離れたJM-DAWNの室内に伝送され、操作者は、高精細なカメラ映像を見ながら手元のコントローラーを用いて除雪機を遠隔操作し、除雪作業が円滑に行われました。
 今後は、地域の若手技術者を中心に、ローカル5G以外の通信方式やセンサーの搭載など、実用化と安全性確保に向けた開発に取り組み、「メイドイン上越」の製品開発を進めることとしています。

 信越総合通信局は、今後も、信越地域におけるデジタル技術を活用した地域課題の解決を目指し、地域との連携を強化するとともに、必要な支援を実施してまいります。
 
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実証視察会(遠隔操作による除雪の様子)
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家庭用除雪機の遠隔操作を視察する田口局長
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実証報告会・意見交換会の様子
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屋内外型ローカル5Gラボ「JM-DAWN」
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実証に使用された屋外ローカル5G基地局  

連絡先

情報通信振興課
電話 026−234−9937

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