トピックス（令和7年5月27日掲載）

　令和7年5月22日（木）に、長野県庁災害対策本部室で、Lアラート全国合同訓練2025が実施されました。
 
　「Lアラート」とは、災害発生時に地方公共団体等が、放送局、アプリ事業者等の多様なメディアを通じて、地域住民等に対して必要な情報を迅速かつ効率的に伝達する仕組みで、平成31年4月からは全都道府県による運用が実現し、近時の災害においては、速やかに避難指示の発令状況等を配信するなど、災害情報インフラとして一定の役割を担っているものです。
 
　この訓練では、発災時の地方公共団体からの避難行動の呼びかけやライフライン事業者が発信する情報を、情報発信者と情報伝達者が互いに協力し合い、住民及びその地域の滞在者に複数の伝達ルートで正確・迅速に伝えられる事を確認するとともに、併せて、この訓練を契機にその地域の情報発信者と情報伝達者が情報共有や意見交換のできる関係を構築し、災害時の協力関係を強化することを目的としており、信越総合通信局は、毎年、訓練内容を教授いただいております。
 
　今回は、午前9時に訓練が開始され、県内の19市、23町、35村から、タイムレスで実施要領に基づいて、被害情報、災害対策本部設置情報、避難情報、避難所情報などの情報が展開され、長野県庁ではリアルタイムで情報共有が行われました。また、各市町村では平常時業務と並行しての訓練参加ということもあり、長野県庁では発信情報の確認精査も行われました。
 
　信越総合通信局では、「新潟・長野両県の住民が安心して暮らせる環境の構築」のために、今後も地方公共団体、防災関係機関と密接な連携を図り、「災害に備えた即応体制の強化」に取り組んでまいります。

 

長野県庁の様子	長野県防災情報システム
長野県内の状況把握	避難所情報の一例