車載用のCB無線は、国内での使用は認められていません。
電波が発射可能な状態にあれば電波法違反となります。
当初、CB無線機は、アメリカ輸出用に製造されていました。しかし、昭和52年にアメリカの規格が変更されたため、大量の在庫を抱えた一部のメーカーが逆輸入し、国内市場に流通させました。
当時の日本では、合法CB無線機の使用は認められていましたが、ハンディタイプであり、車載においての利便性が悪かったこと等から、合法CB無線機に比べ、大きな電力、多チャンネルの不法CB無線機が大量に販売されることとなり、現在に至っています。
しかし、不法CB無線機から発射される電波は、日本国内で使用するテレビやラジオの受信や船舶無線に妨害を与えたり、高出力の電波により、ストーブの電子回路を誤動作させ、火災を引き起こした事例も発生しています。
不法CBアンテナの最大の特徴は、コイルを巻いてあるということです。最近は偽装されたCBアンテナが増えてきています。
パーソナル無線アンテナに見せかけたも(写真右から2番目の白いもの)やコイルを根元に小さく付けて、アマチュア無線アンテナに見せかけたものなども、出回るようになりました。
多くは、長距離トラック等に取り付けられています。
合法局 | 不法局 | |
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周波数 | 27MHz帯8波の発射が可能 | 27MHz帯で9波以上の発射が可能 |
送信出力 | 0.5W以下 | 無線機本体で5W程度 電力増幅器を使用したものは、1000W以上 |
その他 |
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