今後、人口減少や高齢化の進行による人口構造の変容に伴い地方公共団体の経営資源が制約される中で、住民ニーズや地域課題の多様化・複雑化により合意形成が困難な課題が増大する一方、デジタル技術の発展や、ライフコースや価値観の変化・多様化が進むことも想定される。
このような時代の変化に的確に対応していくためには、地方議会においては、多様な人材が参画し、広い見地から地域社会のあり方を議論することが期待される。
しかし、今春の統一地方選挙においては、女性の当選者の割合は過去最高となったものの、議員に占める女性や若者の割合は依然低く、また、投票率の低下や無投票当選の増加が見られ、議会への関心の低下や議員のなり手不足も指摘されている。
多様な人材が参画する議会は一朝一夕に実現するものではなく、将来の議会を見据えては、今から女性や若者など幅広い人材の議会への参画や議員のなり手不足解消に向けて積極的に取り組むことが求められる。そこで、これらの取組に向けた考え方や各議会等における事例を共有するとともに、議会関係者以外を含めた意見交換を幅広く行うため、本シンポジウムを開催する。
令和5年11月13日(月) 14:00〜17:00
イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4階)
+オンライン配信(総務省YouTube「地方議会活性化シンポジウム」チャンネルにて当日ライブ配信した映像をアーカイブ動画として公開しています。)
「将来の地方議会を担うのは誰か? −多様な人材が参画する地方議会の実現−」