交付金・負担金の算定方法

電話のユニバーサルサービスに係る第一種交付金・第一種負担金算定の流れ

 電話のユニバーサルサービス制度に係る第一種交付金・第一種負担金の額については、支援機関が、以下のような手順で毎年度算定し、その申請を受けて、総務大臣が認可しています。この章では、どのような方法により、それらの額が算定されるのかについて解説します。

  1. 第一種適格電気通信事業者のユニバーサルサービス収支
     NTT東西のユニバーサルサービスの収支が赤字の場合、電話のユニバーサルサービス制度に基づく補填が行われます。
  2. 補填額の算定
     法令で定める算定方法に基づき、サービス毎の補填額を算定します。
  3. 番号単価の算定と第一種交付金及び第一種負担金の額
     補填額及び支援業務費(第一種負担金の徴収、第一種交付金の交付等に関する支援機関の事務費用等)の合計額を負担事業者の使用する電話番号の総数で割り、1電話番号あたりの負担額(番号単価)が算定されます。
     番号単価に各事業者のそれぞれの月における使用電話番号数をかけると各月の負担金額が算定されます。
     また、補填額からNTT東西の算定自己負担額(NTT東西が負担事業者として負担する負担額のうち、自らの補填分)を差し引くと第一種交付金の額が算定されます。
     なお、負担事業者の多くは、利用者にその負担を転嫁しており、番号単価を基に「ユニバーサルサービス料」を設定しています。

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