新たな電波利用に関する情報

陸上通信

  • 第5世代移動通信システム(5G)
    2019年4月に周波数割当てを開始した第5世代移動通信システム(5G)は、超高速、超低遅延及び多数同時接続といった特徴を有しており、2021年3月末までに携帯電話事業者4社(株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社/沖縄セルラー電話株式会社、ソフトバンク株式会社、楽天モバイル株式会社)が全都道府県でサービスを開始しています。デジタル田園都市国家インフラ整備計画では、2023年度末には人口カバー率を全国95%とする目標が掲げられています。
  • ローカル5G
    ローカル5Gは、地域の企業や自治体等が主体となり、地域や産業等の個別ニーズに応じて柔軟に構築できる5Gシステムです。携帯電話事業者の5Gサービスと比較し、利用できるエリア(自らの建物内や敷地内等)は限られますが、使用用途に応じて必要な性能を柔軟に設定することや、携帯電話事業者によるエリア展開が遅れる地域(場所)において先行して5Gシステムの構築が可能となります。

海上通信

  • 携帯用位置指示無線標識(PLB)
     PLB(Personal Locator Beacon)は、個人が船舶等から転落・漂流などした際、人工衛星を通じて、捜索救助機関に遭難したことを通報する装置で、世界では欧米を中心に50万台以上普及しています。我が国でも平成27年8月から遭難自動通報局の無線局免許を受ければ、海上における遭難時に限って使用できるようになりました。
  • 船舶自動識別装置(AIS)/簡易型AIS(PDF 420KB)PDF
     AIS(Automatic Identification System)とは、船舶の位置、進路、速力等の安全に関する情報を、船舶同士が自動的に送受信するシステムで、船舶の衝突防止等、海難防止に高い効果が期待されています。また、小型船と大型船との衝突防止を図るため、従来のAISに比して伝送情報量を縮小するなど、AISの機能を簡略化・小型化し、比較的安価に、しかも無線従事者の資格がなくても操作ができる簡易型AISについては、平成26年5月から定期検査の不要化、免許手続きの簡略化が行われ、さらに導入しやすくなりました。
  • 航路標識AIS
     航路標識AISとは、海上に設置された浮標(ブイ)にAIS機能を持たせ、浮標の種別や位置等を付近の航行船舶に自動的に提供するものであり、夜間や悪天候下においても浮標の識別が可能となり海上交通の安全に寄与するものです。
  • 船舶が任意に設置する安価な国際VHF機器
     船舶間で共通に使用することができる通信システムを早急に普及させるため、北米等で普及している安価な国際VHF機器を我が国でも導入することができるようになります。

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