INFO・NET信越 Vol.161 (平成27年3月25日発行)
News1:「山間部における超短波放送の難聴解消のための周波数有効利用技術に関する調査検討会」報告書を信越総通局長に提出
調査検討会第3回会合の模様
不破座長より秋本局長へ報告書の提出
News2:「ICT利活用促進セミナー」を新潟市において開催
【実施日】 平成27年3月19日(木) 13時30分〜16時40分
【実施場所】 チサンホテル&コンファレンスセンター新潟 越後(西)の間(新潟県新潟市)
【実施概要】
信越総合通信局、信越情報通信懇談会及び信越電波協力会主催、国土交通省北陸信越運輸局後援により、新潟市において「ICT利活用促進セミナー」を開催しました。
本セミナーでは、「ICTの利活用で地方創生に貢献を」をテーマとして、ICTを活用した観光振興など地域の活性化に成功した事例などについて講演をいただきました。
最初に、独立行政法人情報通信研究機構先進的音声翻訳研究開発推進センター統括の内元様から「世界の「言葉の壁」をなくす多言語音声翻訳技術」と題して、情報通信研究機構で開発した自動音声翻訳システムのデモを含めた説明と同システムの技術を生かした聴覚障がい者支援アプリ、東京オリンピックに向けた今後の研究開発についてご講演をいただきました。
続いて、新潟県観光局観光振興課長の玉木様から、「新潟県における公衆無線LAN整備促進の取組」と題して、新潟県も外国人旅行者が増えているなかで、外国人でも利用可能なWi-Fiスポットの整備に対する県の補助制度についてご説明いただきました。
また、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社代表取締役社長の南川様からは、「Wi-Fi事業の取り組み」と題して、無料のWi-Fiにより来店者等に対してコンテンツを配信する同社のビジネスモデル及びWi-Fiの利用状況から観光客の移動状況を把握するサービス等についてご紹介をいただきました。
さらに、一般財団法人燕三条地場産業振興センター燕三条ブランド推進室長の山田様から「燕三条WingにおけるICTの利活用について」と題して、金属加工などの地場産業で知られる燕三条地域にある工場の作業工程の情報発信など、燕三条地域におけるICTの活用事例についてご紹介をいただきました。
最後に、観光庁外客受入担当参事官付主査の西平様及び係長の小椋様から、「災害時における訪日外国人旅行者への情報提供について」と題して、観光庁における訪日外国人旅行者のための環境整備の取組として、緊急地震速報等を通知する情報発信アプリ、通信環境整備のプロジェクトなどについてご説明いただきました。
講演終了後のアンケートでは、「新潟県内の公衆無線LANの話が聞けて良かった。」「多言語音声翻訳技術の進歩に驚いた。」「色々な角度からのICT利活用の事例を知ることができ、参考になった。」等、Wi-Fiや多言語翻訳への高い関心が伺えました。
今後も信越総合通信局は、管内のICT利活用を促進し、地方創生につながる取組を進めていきます。
主催者あいさつする秋本局長
【講師】
(独)情報通信研究機構 内元統括
【講師】
新潟県 玉木課長
【講師】
NTTブロードバンドプラットフォーム(株) 南川代表取締役社長
【講師】
(一財)燕三条地場産業振興センター 山田室長
【講師】
観光庁 西平主査
【講師】
観光庁 小椋係長
セミナーの様子
閉会あいさつする田中情報通信部長
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