スマートフォン プライバシー

 近年スマートフォンの急速な普及に伴い、様々なアプリケーション(以下「アプリ」といいます。)が公開・提供されており、アプリは利用者にとって興味・関心のある情報を気軽に取得できる利便性の高いツールとして社会的に認知されています。

 一方で、常に電源を入れてネットワークに接続した状態で持ち歩くスマートフォンは、利用者の行動履歴や通信履歴等の多種多様な情報を取得・蓄積することが可能なため、これら様々な利用者情報を当該利用者に気づかれないまま取得し外部送信する不正なアプリが増加傾向にあり、スマートフォンのプライバシー環境について不安感が高まっています。

 このため、総務省はスマートフォン利用者が安心・安全にアプリを利用できるよう、以下のような「指針」を提言しています。総務省は、当該指針を着実に実施すると共に、関係事業者及び利用者への周知啓発により、プライバシーに配慮した形でアプリを利用できる環境の実現を目指します。

 
スマートフォンにおける主な利用者情報 スマートフォンは利用者の通話履歴や位置情報、電話帳データ等、様々な情報を取得・蓄積することが可能なツールです。

スマートフォン プライバシー イニシアティブ(SPI)

 総務省の「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」(座長:堀部政男一橋大学名誉教授)は、平成24年8月、利用者が安心安全にアプリを利用できる環境を確保するため、アプリが利用者情報を外部送信又は蓄積を伴う形で取得している場合には、アプリ提供者に対し、アプリごとに当該情報の取扱指針を示したプライバシーポリシーの作成を推奨する「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」(SPI)(呼称:エス・ピー・アイ)を公表しました。


利用者情報の適正な取り扱いの基本原則 事業者はアプリごとにプライバシーポリシーを作成することで利用者情報の取扱いについて透明性の高い説明を利用者に対して行い、利用者はプライバシーポリシーを良く読み理解した上で情報取得についての同意を行うことが重要です。

【参考】

利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会
URL:http://www.soumu.go.jp/menu_sosiki/kenkyu/11454.html

スマートフォン プライバシー イニシアティブII(SPI II)

 スマートフォン プライバシー イニシアティブに続き、利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会は、平成25年9月に公表した「スマートフォン安心安全強化戦略」において、個々のアプリ等について、利用者情報の適切な取扱いが行われているかどうか等を、運用面・技術面から第三者が検証する仕組みが民間主導により整えられることが望ましいとする「スマートフォン プライバシー イニシアティブII」(SPI II)(呼称:エス・ピー・アイ・ツー)を公表しました。

 
第三者検証の実施内容(基本的な流れ) 第三者検証では、アプリが実際にどのような利用者情報を取得しているのかを解析した結果と、アプリのプライバシーポリシーの内容を検証した結果を、第三者が突合させ、アプリがプライバシーポリシーの内容の通りに情報を取得等しているのかを検証し、利用者に結果を表示します。

スマートフォン プライバシー アウトルック(SPO)

 SPI及びSPI IIの内容を踏まえ、スマートフォン・アプリにおける利用者情報の取扱いの現況等を「スマートフォン プライバシー アウトルック」(SPO)(呼称:エス・ピー・オー)として平成26年3月にとりまとめました。具体的に、SPOでは、アプリにおけるプライバシーポリシーの作成・掲載状況、また、スマートフォン・プライバシーの確保に関する国内外の関係事業者・団体等による最新の取組状況について調査・分析し、これら調査・分析結果を踏まえた上で利用者情報の適正な取扱いに向けた今後の諸課題を整理しています。

アプリにおけるプライバシーポリシーの作成・掲載状況(OS別)(2014年2月調査) 2014年2月には、アプリにおけるプライバシーポリシーの作成・掲載状況調査を実施しました。その結果、日本は米国・英国と比較して、Google PlayやiOSといったアプリマーケットにおけるプライバシーポリシーの掲載率が低いことが分かりました。

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