民間AMラジオ放送事業者において、AMラジオ放送の維持コストの負担が難しいといった理由などにより、コストが抑えられるFMラジオ放送への変更(FM転換)や、FM転換を伴わないAM放送局の廃止(AM局廃止)が検討されています。
総務省では、AMラジオ放送事業者が経営判断として運営負担の大きいAM局を休止し、負担の小さいFM局に転換した場合の影響を検証するため、一定期間内にAMラジオ放送を休止できるよう、特例措置を設けることとしました。
この特例措置の適用を受けた民間AMラジオ放送事業者が、AMラジオ放送の運用を休止し、それによる影響の検証を行います。
本件について、ご質問や不明点等がありましたら、「AMラジオ休止に係る問い合わせ窓口」をご利用ください。
AMラジオ放送の運用休止を予定する民間AMラジオ放送事業者は、以下の13社となります。
休止を予定する民間AMラジオ放送事業者 | 休止予定期間(※1) | 問い合わせ先(※2) |
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株式会社アイビーシー岩手放送 ![]() |
2024年2月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
IBC岩手放送 技術部
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株式会社LuckyFM茨城放送![]() |
2024年2月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
土浦・県西中継局運用休止窓口
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株式会社新潟放送 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
メディア本部技術局技術部
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北陸放送株式会社![]() |
2024年8月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
視聴者対応窓口
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福井放送株式会社![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
視聴者対応お問い合わせ窓口
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東海ラジオ放送株式会社![]() |
2024年7月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
運用休止特例適用局お問い合わせ窓口
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山口放送株式会社 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
山口放送ラジオ編成部
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南海放送株式会社 ![]() |
2024年2月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) ※減力期間も含む |
新時代FM推進室
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RKB毎日放送株式会社 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
視聴者窓口
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九州朝日放送株式会社 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
視聴者センター
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長崎放送株式会社 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
AM休止相談窓口
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株式会社熊本放送 ![]() |
2024年2月5日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
荒尾ラジオ運用休止窓口
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株式会社南日本放送 ![]() |
2024年2月1日〜2025年1月31日 (2026年9月30日まで延長) |
AM運用休止問合せ窓口
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A1. 民間AMラジオ放送事業者において、AMラジオ放送の維持コストの負担が難しいといった理由などにより、FM転換やAM局廃止が検討されています。
AMラジオ放送の休止は、FM転換やAM局廃止を検討するに当たって一定期間内において運営負担の大きいAM局を休止し、負担の小さいFM局に転換した場合の影響を検証するため、民間AMラジオ放送事業者の経営判断により行われるものです。
A2. 2024年2月1日から2025年1月31日までの間において、AMラジオ放送の休止を予定している放送事業者は13社、AM局数は34局であり、全てのAMラジオ放送が休止するものではありません。
また、現在休止を行っている13社34局においては、インターネット配信サービスによるカバーも考慮した検証を行う観点から、休止期間が2026年9月30日まで延長されました。休止予定の民間AMラジオ放送事業者は、こちらをご確認ください。詳細はAMラジオ放送事業者のHP等をご確認ください。
A3. 特例措置が適用されるAMラジオ放送事業者において住民への周知広報や問合せ窓口の事前運用が行われ、2024年2月1日以降、順次AMラジオ放送の運用休止が行われています。
休止時期、期間は、休止するAMラジオ放送事業者によって異なりますので、当該AMラジオ放送事業者のHP等をご確認ください。
A4. AMラジオ放送(中波放送)は、526.5〜1606.5kHzの周波数を使用し、FMラジオ放送(超短波放送)は、76.1〜94.9MHzの周波数を使用するラジオ放送です。周波数や変調方式の違いにより、電波の届く範囲等が異なります。
AMラジオ放送では建物内では聞こえにくいですが、山などの障害物があっても聞こえやすいです。一方でFMラジオ放送は建物内では聞こえやすいですが、山などの障害物があると聞こえにくくなります。
AM放送 | FM放送 | |
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送信アンテナ設置場所 | 川辺など広い敷地 | 山頂や鉄塔 |
建物内 | 聞こえにくい | 聞こえやすい |
山陰 | 回り込みやすいので聞こえる | 回り込みにくいので聞こえない |
到達範囲 | 広い(海外にも電波が到達) | 中程度(数10km〜100km程度) |
電気雑音による混信 | 希望波の強弱に関わらず、雑音の音として出力される | 放送電波が強い場合、雑音は出力音に出てこず、影響少 |
A5. AMラジオ放送の周波数(526.5〜1606.5kHz)による放送は聴けなくなる場合があります。休止を行うAMラジオ放送事業者において、AMラジオ放送の内容を代替手段(ワイドFM放送を含むFMラジオ放送、CATV、radiko等のインターネット配信サービス等)で聴けるように措置を講じることとされておりますので、当該AMラジオ放送事業者にご確認ください。
A6. ワイドFMを聴取するには、従来のFM放送用の周波数(76.1〜89.9MHz)に加えて新たにFM放送用として使用可能とした周波数(90.0MHz〜94.9MHz)に対応したラジオが必要です。
お手持ちのラジオの対応周波数帯域をご確認下さい。
A7. 今回の特例措置の対象は、民間AMラジオ放送事業者であり、NHKは対象ではありません。NHKのAMラジオ放送は引き続き聴取いただけます。
AMラジオ放送の休止にあたり、聴取者の方や当該放送エリアの自治体、関連の事業者の方々などからの問合せを受け付ける窓口を設置しました。AM局の運用休止に係る特例措置についてのご質問やご意見がございましたら、以下の連絡先からお問い合わせください。
なお、個別のAMラジオ放送事業者の休止に関するご質問は、当該AMラジオ放送事業者までお問い合わせください。
AMラジオ休止問い合わせ窓口 |
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電話でのお問い合わせ<受付時間>
平日9:30〜17:00
<電話番号>
0985-68-1013
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メールでのお問い合わせ以下のメールアドレスを宛先として、必要事項を記入の上お問い合わせください。 <送付先メールアドレス>
contact_atmark_amradio-kyuushi.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しています。送信の際には、「@」に変更してください。 <必要事項>
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