総務省の取組

全体像

 総務省では、次のとおり、1.オープンデータ実証実験、2.オープンデータの産学官連携の推進、3.総務省保有情報のオープンデータ化の3本柱で取組を進めています。

総務省における取組 全体像 詳細はPDF参照

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オープンデータ実証実験

 総務省では、分野を超えたデータの流通・連携・利活用を効果的に行うために必要となる、

  1. (1) 情報流通連携基盤共通API(標準データ規格(データモデル、データフォーマット、共通ボキャブラリ)及び標準API規格)の確立・国際標準化
  2. (2) データの2次利用に関するルール(データガバナンス方式)の策定
  3. (3) オープンデータ化のメリットの可視化等

 のための実証実験を実施しています。

※共通API(Application Programming Interface):
 情報・データの相互運用性を確保するための共通のデータ形式や通信規約

オープンデータ実証実験の全体概要 詳細はPDF参照

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◆稼働中のAPI

■平成24年度実証実験

テーマ 概要 概要図 成果物
公共交通情報 公共交通分野のデータ規格の開発・実証を行うとともに、当該分野のデータの流通・連携により、様々な情報サービス(公共交通運行情報サービス、交通弱者支援情報サービス、次世代交通支援情報サービス)の提供が可能になることを実証。 PDFPPTX ZIP
地盤情報 国、自治体等が保有する地盤情報を用いて、地盤情報分野のデータ規格の構築及び地盤情報の流通・連携に係る実証を実施。 PDFPPTX ZIP
災害関連情報 内閣府、気象庁、自治体が保有する防災・災害情報(被害情報、気象、地震、ハザードマップ等)を用いて防災・災害関連情報分野のデータ規格の構築及びデータの流通・連携に係る実証を実施。 PDFPPTX PDF
生鮮農産物情報 農場で生産された生鮮農産物(野菜、果物等)を対象として、生産者、流通・小売業者、消費者、それぞれの過程で生じるデータの流通・連携に必要なデータ規格の構築及び生鮮農産物のトレーサビリティ等を実現する仕組みの実証を実施。 PDFPPTX ZIP
水産物情報 水産物を対象に、生産・加工業者、物流業者、飲食店・小売店、消費者のそれぞれの過程で生じるデータの流通・連携に必要なデータ規格の構築及び水産物トレーサビリティ等を実現する仕組みの開発・実証を実施。 PDFPPTX ZIP

■平成25年度実証実験

テーマ 概要 概要図 成果物
自治体行政情報 自治体が保有する様々な行政情報について、オープンデータ化すべきものを、利活用ニーズの高さ等の観点から調査により特定し、オープンデータ化可能なものについては、データ規格の構築を行い、基盤システムに実装してオープンデータ化を実施する。また、ポータルサイトの構築もあわせて実施する。この際、広く地方公共団体に普及展開できるモデルの構築を目指すため、基盤システムは簡易なシステム設計にするとともに、設計思想・手順のドキュメント化、自治体職員向けのデータ変換ツールやマニュアル等を1つのパッケージとして整備する。 PDFPPTX ZIP
ソース (GitHub)別ウィンドウで開きます
社会資本情報 地方自治体等が保有している社会資本情報や工事実績情報、入札情報等を組み合わせ、関係業者や地域住民等に対し公共事業に関するマーケティング情報、図面(諸元等)データ情報及び通学路における交通安全情報の提供を実現する。 PDFPPTX ZIP
観光情報 地方自治体等が保有するモビリティ情報、観光情報、防災情報を組み合わせ、目的の観光スポットまでの最適ルート案内、目的地までの渋滞等の最新交通状況及び現在地から避難所までの避難経路情報等、高度なナビゲーションの提供を実現する。 PDFPPTX ZIP
防災情報 行政機関やライフライン事業者等が保有している防災・災害情報、被害・復旧情報等を組み合わせ、企業BCPの精緻化、行政機関や民間企業等の防災・減災対策への利活用、地域住民に対する防災関連情報の提供を実現する。 PDFPPTX ZIP
公共交通情報 平成24年度に実施した実証実験をより多くの公共交通機関に展開し、広範囲の公共交通機関の運行情報、駅・停留所の公共交通施設情報等をリアルタイムで提供するとともに、混雑・事故・災害等が発生した緊急時に公共交通機関の利用に不自由をきたしている交通困難者や、地域の公共交通機関利用者に対して、的確な路線選択の支援、公共交通施設内での避難誘導等の機能を提供。また、その際に問題となる、公共交通情報提供者の権利・責任分界点及び情報利用者が公共交通情報を利用する際の留意事項等の整理も実施する。 PDFPPTX ZIP
統計情報・
データカタログ
ニーズが高く、多様な利活用が想定される統計情報や政府データカタログサイト(試行版)に掲載される各種データについて、同一のAPIで横断的に利用可能となるよう基盤システムを整備するとともに、その他のデータとマッシュアップが可能となる環境を実現する。また、統計情報については、従来は統計表ごとに検索していた、複数の統計表に対する統計情報検索を、情報流通連携基盤共通APIを1回呼び出すことで実現させることにより、統計情報の取得を簡素化することを目指す。 PDFPPTX ZIP
花粉症関連情報 国民病とも言われている花粉症の発症や症状の重症度には、花粉飛散量だけではなく、気象状況、大気汚染物質の状況、患者の体調など複合的な要因が影響を与えており、複数の花粉症関連情報の公開や積極的な利活用が花粉症対策に寄与すると期待される。このため、様々な機関が独立して収集・公開している花粉飛散情報、気象情報、大気汚染情報、患者の統計データなどをパッケージとしてオープンデータ化することで、個人・地域に合わせたより精密な花粉症情報の配信を行うことを可能とする。また、その際、プライバシーに関わる花粉症患者症状情報は、花粉症患者本人の同意を得た上で、統計情報としてオープンデータ化を行うこととし、その方法等についても検証する。 PDFPPTX ZIP

■平成26年度実証実

テーマ 概要 概要図 成果物
公共施設等情報 総務省は、地方自治体が所有する道路や公園、学校、公民館などについて、更新時期や金額情報を把握するための固定資産台帳の整備を要請別ウィンドウで開きます。これに合わせ、公共施設等に係る情報を二次利用が可能な形式で広く国民にオープンにし、住民の利便性の向上や社会的な課題の解決などに貢献できる可能性について実証する。 PDFPPTX ZIP
オープンデータシティ実証に向けた調査研究 報告書(ZIP)

■平成27年度

オープンデータ・ビッグデータの利活用推進に向けた調査研究 オープンデータ利活用ビジネス事例集(ZIP

総務省保有情報のオープンデータ化

1.情報通信白書・情報通信統計データベースのオープンデータ化

 総務省では、行政が保有する情報のオープンデータ化のテストケースとして、情報通信白書別ウィンドウで開きます ・情報通信統計データベース別ウィンドウで開きます のオープンデータ化を平成25年4月19日より実施しています。これは、政府系白書では初めて、複製・改変・頒布・公衆送信等のあらゆる二次利用(商業利用を含む)を原則可能とするものです。

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【図】情報通信白書のオープンデータ化

情報通信白書のオープンデータ化

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2.統計におけるオープンデータの高度化

 政府統計の中核的機関である総務省統計局別ウィンドウで開きます は、(独)統計センター別ウィンドウで開きます と協力し、大量・多様な統計データの提供方法を次世代化し、データの高度利用を可能とする以下の取組を実施し、オープンデータ推進のトップランナーとして政府の取組を先導しています。また、官民における統計データ利活用の高度化を促進し、新たな付加価値を創造するサービスや革新的な事業の創出等を支援しています。

【図】統計におけるオープンデータの高度化

統計におけるオープンデータの高度化

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