近年のAI、IoT化の進展により世界的にデータ流通が増大している。世界のトラヒックはCiscoによると、2017年から2020年にかけて約1.9倍に増加し、2020年には1か月あたり228エクサバイト(EB:10の18乗バイト)に達すると予測されている。特に、モバイルデータは同期間に約3倍と、全体の成長率を上回ることが予想される(図表1-1-1-1)。
世界のトラヒックをコンシューマー(家庭、大学など)及び企業等のビジネスの2つのセグメントでみると、コンシューマが全体の約80%とトラヒックの大半を占めている(図表1-1-1-2)。
2016年のコンシューマートラヒックのうち70%はビデオであり、その割合は2020年には80%ほどに拡大することが予測される。