平成7年版 通信白書

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第2部 情報通信政策の動向

第3節 防災・災害対策の推進


 1 災害情報緊急伝達システムの構築


 地震、台風等の災害発生時における情報の収集・伝達に無線通信の果たす役割は極めて重要であり、近年、衛星通信、移動通信の利用の拡大等により、無線通信手段の多様化・高度化が進展しており、災害時に利用可能な無線通信手段も広がりつつある。また、規模の大きな地震が毎年発生しており、災害発生時の速やかな情報の収集・伝達が一層強く求められている。
 このため、郵政省では、6年11月から「災害情報緊急伝達システムに関する調査研究会」を開催し、各災害に適した具体的な無線通信手段の適用領域を検討するなど、災害時における無線通信手段の利用について総合的に検討するとともに、無線通信による地震情報等の緊急伝達システムの今後の在り方について検討を行っており、7年5月に報告を取りまとめることとしている。

 

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