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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革第2節 米国の情報通信事業者の競争、提携等の動向1 長距離通信事業者の動向(1) 移動通信事業への参入ア 携帯・自動車電話会社等の買収・資本参加 長距離通信事業者の主要3社とも、携帯・自動車電話会社等の買収・資本参加を行っており、その概要は次のとおりである(第3-4-2-1表参照) 。 イ PCSへの参入 ある長距離通信事業者は、1994年10月、ケーブルテレビ事業者3社との提携による新会社設立を発表した。設立された新会社は同年12月のPCS免許の競争入札において、39地域で応札を行っている。 また、別の長距離通信事業者に買収され、その社名を冠することとなった携帯・自動車電話加入数第1位の事業者は30地域で応札を行っている。 (2) 地域通信事業への参入ある長距離通信事業者は、1994年1月、子会社により、20の大都市地域で地域通信ネットワークを構築する計画を発表した。この一環として、市内電話サービス提供の申請を、同年10月に5州、同年12月に3州の各公益事業委員会に対し行っている。 別の長距離通信事業者は1993年3月に、地域通信、携帯・自動車電話兼営の独立系通信事業者(地域通信で全米11位の売上高)を買収し、従来からの傘下事業者と合わせ、19州において地域通信サービスを提供することとなった。 ![]()
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