総務省トップ > 政策 > 白書 > 26年版 > データ提供時の重視事項に対する利用者の意識
第1部 特集 ICTがもたらす世界規模でのパラダイムシフト
第3節 パーソナルデータの利用流通の円滑化

(2)データ提供時の重視事項に対する利用者の意識

サービス利用者がサービス提供者(公的機関や企業等)に対し、自身のパーソナルデータを提供する際に重視する事項は何であるか、「適切な同意取得」、「適切な情報の取扱方法(氏名の削除等)」、「提供する情報の種類」、「情報提供先の組織・企業」、「自分へのメリット還元(ポイントや割引の付与など)」、「利用目的の公共性」の6項目について、優先順位を付けてもらう形式で尋ねた。

最も重視する事項として、「適切な同意取得」を挙げた利用者が35.5%と最も高く、次いで、「適切な情報の取扱方法」(17.5%)、「提供する情報の種類」(17.4%)の順となった。これら3つの事項については、3番目以内に重要と回答した利用者がいずれも6割を超える結果となっている。

サービス利用者は自身のメリットよりもサービス提供者がデータをどのように取り扱うかに強い関心を抱いており、利便性よりも安心・安全面をより重視している様子がうかがえる(図表3-3-2-2)。

図表3-3-2-2 データ提供時に重視する事項
(出典)総務省「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」 (平成26年)
「図表3-3-2-2 データ提供時に重視する事項」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら

また、サービス提供者からサービス利用者に対し、当該利用者に係る情報の利用について同意を求められた際、サービス利用者が重視する事項について尋ねた結果を図表3-3-2-3にまとめた。

図表3-3-2-3 データ提供の同意時に重視する情報
(出典)総務省「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」 (平成26年)
「図表3-3-2-3 データ提供の同意時に重視する情報」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら

「情報の利用目的」が57.0%と最も高く、続いて「情報の外部送信・第三者提供の有無」(44.6%)、「取得する情報項目」(41.7%)の順となった。

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