総務省では、電気通信の健全な発達に資することを目的に、国民の多くが次世代インターネットプロトコルによる利便性の高いサービスを享受することを可能とするIPv6ネットワークへの速やかな移行を促進しております。
総務省では、1つのIPアドレスを複数で共同利用するIPv4アドレス共同利用技術の導入に向けた実証実験を実施し、当該技術の導入における情報セキュリティ確保の課題等について検討を行いました。また、通信事業者等のIPv4アドレスの枯渇対策が円滑に取り組まれることを推進するため、本検討結果を手順書として取りまとめております。
総務省では、インターネット利用環境のIPv6への円滑な移行に向けた実証実験を実施し、IPv6移行時の対応方策等について検討を行いました。また、中小通信事業者、企業及び地方自治体のIPv6対応を促進するため、本検討結果をガイドラインとして取りまとめました。
<IPv6対応ガイドライン>(令和4年3月)
IPv6対応ガイドラインの利用に向けて(概要資料)
IPv6対応ガイドライン(全編)
1章 はじめに(ガイドラインの対象者、全体構成、活用方法)
2章 IPv6の今(海外・国内の動向、IPv6未対応時の問題、IPv6対応時の課題)
3章 ネットワーク構成のモデル化(モデルケースの整理、モデルごとのIPv6対応プラン)
4章 IPv6対応シナリオの策定(IPv6対応の各作業プロセスにおいて考慮すべき事項)
5章 IPv6対応ユースケース(4章のシナリオに基づいた中小企業のIPv6対応ユースケース)
6章 IPv6対応ユースケース( 4章のシナリオに基づいた大学のIPv6対応ユースケース)
7章 IPv6環境の移行に向けたコスト試算の考え方(システム開発、IPv6対応に係るコスト)
8章 IPv6対応チェックシートの活用方法
9章 その他IPv6対応に向けて考慮すべき事項
10章 参考文献
11章 付録(課題管理表、コストチェック表、IPv6対応チェックシート)
<IPv6対応に向けたショートレクチャー>動画(総務省YouTubeチャンネル)
・有識者からのアドバイス(IPv6のメリットやIPv6対応を進めた方がよい理由、IPv6対応時の留意事項)
・現代のインターネット社会について(インターネットの現状、IPv4アドレスの限界)
・IPv6の現状(IPv6アドレスとは、IPv6を取り巻く状況、IPv6普及の必要性)
・IPv6の普及促進に向けて(総務省施策、IPv6対応までのステップ、IPv6ガイドラインの紹介)
<過去の業種別ガイドライン・調達仕様書モデル>(平成26年7月)
総務省では、省電力に資するよう機器や設備の制御にクラウド技術及びIPv6技術を活用した環境クラウドサービスの実現に向けた実証実験を実施し、環境クラウドの構築・運用に関わる事業者等が満たすことが推奨されるネットワーク要件等について検討を行いました。また、環境クラウドサービスの健全な普及を促進するため、本検討結果を環境クラウドサービスの構築・運用ガイドラインとして取りまとめております。
総務省では、インターネットサービス事業者等のIPv6対応を円滑に進めるために、政府としてIPv6の普及促進に係る施策を講じる必要があると考えており、平成18年度から当該事業者のインターネット接続サービス等のIPv6対応状況について調査を実施しております。本調査結果の概要は、以下のとおりです。
また、アクセス網におけるIPv6の普及状況については、「IPv6普及・高度化推進協議会」で調査されています。
総務省では、IPv6の利用拡大に向けた取組の一層の推進を図るため、関係者が取り組むべき具体策等について検討し、その結果等を報告書に取りまとめております。
IPv6の普及促進に関する情報を提供している主な外部サイトです。
「IPv6普及情報」をはじめ、IPv6に関する様々な情報が掲載されています。
IPv6を基調としたビジネス環境推進のための取組などが掲載されています。
IAjapan主催のIPv6に関するイベントの紹介や「IPv6関連用語集」などが掲載されています。
ISPのIPv6対応に関する情報やIPv6に関する解説などが掲載されています。
「IPv6関連情報」や「IPv4アドレスの在庫枯渇に関して」における解説や統計情報などのほか、IPアドレス全般に関する情報が掲載されています。