第1章 昭和63年通信の現況
(2)KDDの経営状況
63年度上半期のKDDの経営状況は,経常収入は対前年度同期比14.7%増の1,424億円となっている。経常費用は同6.6%増の1,125億円,経常利益は同60.7%増の298億円と大幅な増加となっている。
サービス別収入でみると,電話収入は国際電話網を用いたファクシミリ通信等の増加により対前年度同期比21.4%増,専用収入は企業の専用線を用いた国際通信ネットワークの整備等により同23.3%増といずれも大幅な伸びとなっている。
これに対し,テレックス収入は対前年度同期比22.9%減,電報収入は同9.6%減となっている。この結果,電話収入の営業収入に占める割合は、前年度同期より4.2ポイント上昇し,79.9%となっている(第1-1-6表参照)。
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