第1章 昭和63年通信の現況
(6)新しい空港無線電話通信システム
空港内では乗客,貨物等の輸送業務,航空機の整備員,乗客の誘導員及び警備員と事務所等との連絡等に様々な無線通信が用いられている。
また,航空輸送の増大及び高度化に伴い,空港における無線通信の利用は一層活発になっており,今後更に増大するものと予測される。
郵政省は,このような需要に対応し,円滑な通信を確保するため,マルチチャンネルアクセス方式を用いた周波数利用効率の高い新しい空港無線電話通信システムの導入を検討し,63年10月,電気通信技術審議会からその技術的条件についての答申を受けた。また,平成元年1月に本システム導入のための関係省令の改正について電波監理審議会に諮問した。
これにより,成田空港においては,平成2年度から,漸次,新方式によるサービスが導入されていく予定である。
|