第1章 昭和63年通信の現況
(3)インテルサット臨時締約国総会の開催
インテルサット第13回臨時締約国総会は,63年10月,67か国の代表が参加して,米国のワシントンD.C.で開催された。
今次会合の主要な審議結果は,以下のとおりである。
[1] これまで米国とペルー間について承認されていた,米国の非インテ
ルサット系システムであるパンナムサットシステムは,英国,西独,
スウェーデン,ルクセンブルク,アイルランド,ドミニカ及びコスタ
リカ間のシステム間調整を申請していたが,インテルサットシステム
への経済的に著しい損害を与えないことが認められ,承認された。
[2] 既にインテルサットの承認を受けている,非インテルサット系シス
テムがその使用国を追加する場合のシステム間調整手続については,
一定の条件の下で試行的にその調整手続を簡素化することが決定され
た。
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