第1章 昭和63年通信の現況
1 情報流通の動向
流通する情報量の把握による情報化の定量的な分析として,郵政省では「情報流通センサス」を49年度以降毎年実施している。52年度を基準とした62年度までの供給情報量等の推移は第1-3-1図のとおりである。
情報流通量の変化を供給と消費でみると,総供給情報量の伸び(年平均伸び率7.1%)は著しく,その伸びは実質国民総生産の伸び(同4.2%)を大きく上回っている。一方,消費情報量は52年度に対しても,ほとんど伸びておらず(年平均伸び率1.1%),情報流通量にみられる情報化の進展は供給面で進んでいる。
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