平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

6 郵便事業の高度化・多様化のために

 郵政省が,62年4月に提唱した「郵トピア構想」は,活力ある地域社会の形成と新しい郵便サービスの地域における実践を目的としたものであり,63年度末現在,44都市が郵トピア構想モデル都市として指定されている(第1-4-9図参照)。
 各地のモデル都市では,新しい郵便サービスが実験的に行われるほか,郵便局の会議施設や窓口ロビーの提供,カルチャースクールの開催など,地域における郵便局の利活用が積極的に試みられている。
 63年度に開始したサービスは以下のとおりである。
 (たうんめーる)
 差出入が指定する一定のエリアの全戸にあて名の記載を省略した郵便物(たうんめーる)を配達するサービスを63年4月から開始した。
 (はあとレタックス)
 通信文用紙をハー斗型の台紙に納めて配達する電子郵便サービスを63年10月からモデル都市,東京23区及び大阪市で開始した。
 (DMサポートサービス)
 自分のニーズにあったダイレクトメールを受け取りたいという個人の要望と,個人のニーズにあったダイレクトメールを出したいという企業,商店等の要請を郵便局が結び付けるDMサポートサービスを63年11月から武蔵野市,宇都宮市及び松山地域で開始した。
 郵政省では,これらモデル都市における新しい郵便サービス実践を踏まえ,郵便事業の一層の高度化・多様化を推し進めることとしている。

第1-4-9図 郵トピア構想モデル都市

 

 

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