平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(3)情報支出指標

 「情報支出指標」の50年を100とした62年の値は112.0となっており,12.0ポイント伸びている。
 62年の全国,全世帯の情報に関連する総支出は,1世帯当たり15万3,543円で,50年に比べ,99.2%増加した。一方,62年の世帯における全消費支出は,1世帯当たり337万1,326円で,50年に比べ,77.8%増加しており,情報化に関連する総支出の伸びは全消費支出の伸びを上回っている(第1-3-13図参照)。
 情報通信機器支出,情報ネットワーク支出及びソフトウェア支出の構成比の推移は第1-3-14図のとおりである。
 62年の構成比をみると,情報ネットワーク支出は1世帯当たり7万5,936円で全体の49.5%と最も高い比率を占めており,情報ソフトウェア支出は1世帯当たり5万1,613円で全体の33.6%,情報通信機器支出は1世帯当たり2万5,994円で全体の16.9%となっている。
 情報支出面では,テレビジョン受信機の購入等情報装備に対する支出よりも電話料金等情報利用に対する支出が大きいといえる。
 また,情報ネットワーク支出の情報に関する総支出に占める割合は50年の38.0%から62年には49.5%と11.5%ポイントも比率が上昇しているが,これは,51年に実施された電話料金及び郵便料金の値上げ等が原因である。

第1-3-13図 全消費支出及び情報化に関連する総支出の推移

第1-3-14図 情報化に関連する総支出の構成比の推移

 

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