平成元年版 通信白書

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平成元年版通信白書の発表に当たって

 今日のわが国においては、国土の均衡ある発展のために多極分散型国土の形成が求められています。また、世界の繁栄と日本の発展は密接不可分であり、世界とともに生きる日本という視点が重要となっています。
 一方、我が国の社会経済活動や国民生活にとって情報通信の果たす役割はますます不可欠なものとなっており、均衡ある国土の発展や国際化への対応が求められる中で、これらに応じた情報通信の高度化を推進していく必要があります。
このような状況を踏まえ、今回の通信白書におきましては、「重層情報社会の形成と通信」をテーマに取り上げ、現在の社会を世界、全国及び地域の各情報圏が重層的に重なる重層情報化社会としてとらえています。特に、現在の我が国の抱える大きな課題である、東京集中の是正と地方の活性化のためには、地域における情報通信基盤の整備が必要であることを記述いたしております。
 郵政省といたしましては、今後とも、情報化の発展に向けて積極的に取り組んでまいる所存でありますが、それには、何よりも国民の皆様の御理解と御協力がなければならないことは言を待ちません。
 この白書が、我が国の通信及び情報化の現状並びに通信政策に対する国民の皆様の御理解を深める上で、一助となりますれば、誠に幸いに存じます。

 平成元年5月

郵政大臣  片 岡   清 一 

 

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