第1章 昭和63年通信の現況
(6)放送ライブラリーの設立
放送番組は,現代社会,人々の生活及び風俗を反映した記録として,貴重な国民的財産であるが,現在,その一元的な収集・保存が行われておらず,また,国民が広く利用し得る体制も整っていない。
このため,郵政省では,「放送ライブラリーに関する調査研究会」を開催し,平成元年2月にその中間報告を公表した。
報告では,過去及び現在の放送番組を,組織的,継続的に収集・保存し,それらの放送番組を一般視聴させるための放送ライブラリー(放送番組センター)の設立の必要性について述べられている。
郵政省では,これを踏まえ,放送ライブラリーの実現に向けての準備を今後一層進めることとしている。
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