昭和56年版 通信白書

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昭和56年版通信白書の発表に当たって

 今日,情報化社会という言葉は既に一般化していますが,急速な技術革新を背景とする情報通信の分野の発展は,近年ますます著しく,現代社会における社会経済活動の多くは,通信によって支えられていると言って過言でない状況に至っています。
 社会経済活動の通信への依存度は,今後ますます高まるものと考えられますが,それはまた,災害等による情報通信機能の途絶,低下に対する社会の脆弱性が増大することでもあり,この面における適切な対処が重要な課題となります。
 今回の白書は,昭和55年度における通信全般の現状を報告するとともに,テーマとして「災害と通信」をとりあげております。通信分野における災害対策はこれまでも着々と進められてきております。しかし,その充実強化を求める声はなお強いものがあり,災害時における通信の確保のための諸施策の実施は,通信の分野における重要な課題の一つです。
 この白書により,国民の皆様に,我が国の通信に関する諸問題と当省の施策について,一層の御理解を深めていただければ幸いです。

 昭和56年11月

郵政大臣 山 内 一 郎

 

第1部第1章 通信及び情報化の現況 に進む