平成17年版 情報通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第1章 特集 「u-Japanの胎動」

(4)テレビによるインターネット利用

ブロードバンド環境を契機に進むテレビによるインターネット利用

 現在、インターネット接続機能の付いたテレビによりインターネットを利用している者は、インターネット利用者全体の0.2%(平成16年通信利用動向調査)に過ぎないが、こうした利用者(293人)に対し、テレビによりインターネットを利用するようになった理由、満足度、利用上の利点や不満点などについて聞いた。
 テレビによりインターネットを利用するようになった理由としては、「自宅にブロードバンド環境を整えたから」が41.3%と最も高く、ブロードバンド化が利用の契機となっている(図表[1])。

 
図表[1] テレビによりインターネットを利用するようになった理由(複数回答)

図表[1] テレビによりインターネットを利用するようになった理由(複数回答)
Excel形式のファイルはこちら


 テレビによるインターネット利用の満足度は、「大変満足/満足」が35.5%と「大変不満/やや不満」(25.6%)を上回るが、不満とする人もかなり多くなっている(図表[2])。また、利用上の利点としては「パソコンの画面よりも大きいので見やすい」が35.2%と最も高く、次いで「リモコンで操作できるのでパソコンよりも簡単である」(25.9%)、「パソコンほど機器の立ち上げに時間がかからない」(25.3%)、「リビング等で好きなときにインターネットを利用できる」(23.2%)となっており、他方、利用上の不満点としては「リモコンはパソコンよりも操作性が劣る」が37.2%と最も高く、次いで「テレビ画面では一般のウェブサイトが見づらい」(24.9%)となっている。テレビの画面の大きさ、立ち上げ時間の早さが評価される一方、リモコン操作に対しては肯定的評価より否定的評価の方が多くなっている(図表[3]、[4])。

 
図表[2] テレビによるインターネット利用の満足度

図表[2] テレビによるインターネット利用の満足度
Excel形式のファイルはこちら


 
図表[3] テレビによるインターネットの利用上の利点(複数回答)

図表[3] テレビによるインターネットの利用上の利点(複数回答)
Excel形式のファイルはこちら


 
図表[4] テレビによるインターネットの利用上の不満点(複数回答)

図表[4] テレビによるインターネットの利用上の不満点(複数回答)
Excel形式のファイルはこちら


 テレビによるインターネット利用の継続意向については、「利用を継続したい」が38.2%、「利用を継続したくない」が33.8%となっている(図表[5])。また、テレビによるインターネット利用の社会への普及については、「今後、社会に広く普及すると思う/今後、社会にある程度普及すると思う」と考える人が60.7%となっている(図表[6])。

 
図表[5] テレビによるインターネット利用の利用継続意向

図表[5] テレビによるインターネット利用の利用継続意向
Excel形式のファイルはこちら


 
図表[6] テレビによるインターネット利用の今後の社会への普及

図表[6] テレビによるインターネット利用の今後の社会への普及
Excel形式のファイルはこちら


 第1節 国民・企業のユビキタスネットワーク利用

テキスト形式のファイルはこちら

(3)ホームセキュリティサービス に戻る (5)電子タグを利用したサービス に進む