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事例1私の名前で誰かがメールを

事故・被害事例

大学4年生のA子さんは、ある会社に就職が内定していました。ところがいつまで待っても、肝心の採用通知が送られてきません。そこで、会社の人事担当者に連絡すると、なんとA子さんから電子メールで内定を辞退するという連絡があったというのです。驚いたA子さんは、担当者に再度電子メールを確認してもらいましたが、間違いなくそれは大学で使用しているメールアドレスでした。

慌てて大学に調査を依頼したところ、同じサークルの男子学生がA子さんになりすまして、人事担当者に電子メールを送っていたことが分かりました。男子学生は、A子さんのユーザ名パスワードを盗み出していたそうです。男子学生は、他人のユーザ名を使用して認証サーバアクセスしたということで、不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕されました。

対処法

同様の被害を受けた場合には、以下の手順での対処を考えることができます。

  1. パスワードの変更:メールアカウントパスワードを変更し、再度の不正利用を防ぎましょう。
  2. 第三者からの支援を受ける:第三者からの支援を受けられないか検討しましょう。例えば、学校ならば教員やシステムの管理者、家庭なら保護者などに相談してみましょう。
  3. メール送信先との調整:メール送信先との調整を検討しましょう。
  4. 法的アドバイスの検討:問題が解決しない場合や、将来的に法的な問題が発生する可能性がある場合は、法的アドバイスを受けることを検討します。

予防法