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事例9スマホが壊れて写真や動画を失った

事故・被害事例

Sさんは、普段からよくスマホを使っています。特に、友人や家族の写真や動画を撮って楽しんでいました。

ある日、スマホが水没してしまい、Sさんはパニックになりました。スマホに保存していた思い出の写真や動画を失ってしまうかもしれないからです。どうすればいいのか分からず、困ってしまいました。

対処法

水没したスマホの電源をすぐに切りましょう。すでに電源が切れている場合は、電源を入れないでください。
次に、タオルや柔らかい布で、スマホの表面から水分をできるだけ拭き取ります。スマホ内部を乾燥させるために、風通しの良い日陰の場所にスマホを1日程度置いておきましょう。

十分に乾かした後は、データ復旧の専門業者に相談しましょう。必ず復旧できるとは限らないため、このような事態に事前に備えておくことが重要です。

予防法

このような事故は、誰にでも起こり得ます。スマホは便利ですが、壊れたり紛失したりするリスクは常にあります。大切なデータを守るためには、バックアップをすることが必要です。バックアップとは、データを別の場所にコピーしておくことです。例えば、パソコンや外付けハードディスク、クラウドサービスなどにデータを保存しておくことができます。バックアップをしておけば、万一の場合でもデータを復元することができます。

バックアップの方法はいくつかありますが、ここでは簡単なものを紹介します。まず、スマホに搭載されているバックアップ機能を利用する方法があります。iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleアカウントログインして、設定からバックアップを有効にするだけです。これで、スマホのデータが自動的にクラウドに保存されます。
パソコンや外付けハードディスクに接続してバックアップする方法もあります。USBケーブルやWi-Fiなどでスマホとパソコンや外付けハードディスクをつなげて、ファイルをコピーします。これで、スマホのデータが手元に保存されます。

以上のように、バックアップは意外と簡単にできます。大切なデータを失わないですむように、スマホの紛失や故障に備えて定期的にバックアップをする習慣をつけましょう。