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事例4フリマアプリの商品が届かない

事故・被害事例

Yさんは、いつもフリマアプリでお気に入りのブランド品の出物を探しています。今回も、フリマアプリで限定品のバッグを見つけたため、早速購入することにしました。出品者は業者であるらしく、理由があって手持ちの多くの商品をすぐに売りたいということでした。市価よりずっと安いとはいえ、かなり高額な商品なので最初は少し迷いましたが、すでに何人かの人がその業者から商品を受け取っているのを見て、安心して購入しました。

しかし、何日たっても商品は送られてきません。フリマアプリで出品者に連絡しても返事がありません。仕方なく待っていると、取引完了となり出品者への支払いが実行されてしまいました。しばらくすると、初期に購入した人以外は、誰も商品も受け取れていないことが発覚しました。

時期をずらして大量に出品し、初めの頃の相手にだけ商品をきちんと送ることで、他の購入者を安心させてだます手口だったようです。もっと悪質なケースでは、犯人自らが別の名前で落札してみせ、実は初めから何一つ商品を用意していなかったという例もあります。

対処法

フリマアプリで購入した商品がなかなか届かない場合は、取引完了の条件についてフリマアプリの利用規約をよく確認し、対処してください。
例えば、取引メッセージを送り続けている限りは取引完了とならない、逆に取引メッセージのやりとりが一定期間なければ取引完了となるなどの条件が、利用規約に記載されていることがあります。

また、フリマアプリの運営者にも、商品が届かない旨の連絡をしておきましょう。

予防法

フリマアプリでお金をだまし取られないためには、次の対策が考えられます。

  1. 商品を購入する前に、出品者の評価やコメントを確認します。評価が低い、コメントがない、または悪いコメントが多い場合は、注意が必要です。
  2. 商品の写真や説明をよく見ましょう。写真がぼやけていたり、他のサイトからコピーされている可能性があったりする場合は、疑わしいと思ってください。説明が曖昧だったり、重要な情報が抜けていたりする場合も同様です。
  3. 商品の値段や送料をチェックしましょう。値段が相場よりも安すぎたり、送料が高すぎたりする場合は、トラブルのリスクが高まります。また、直接取引を持ちかけられた場合も、メルカリの保証制度が適用されなくなるので、断るべきです。