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サポート切れソフトウェアを利用しないようにしよう

OSやアプリケーションを最新にしましょう

コンピュータはソフトウェア(プログラム)で制御され動作しています。ソフトウェアには、OS(基本ソフト)やWebブラウザなどのアプリケーションの他、ネットワーク機器、家電製品などで動作しているファームウェアなどがあります。
これらのソフトウェアには、製造時の欠陥(バグ)や新たな攻撃手法に対する弱点(セキュリティホール)が発見されることがしばしばあり、脆弱性(ぜいじゃくせい)と呼ばれています。脆弱性を残したままでは、いくら他の対策を実施したとしても不正アクセスなどのサイバー攻撃を防ぎきれません。

この問題を解決するためには、ソフトウェアメーカーなどから提供される修正プログラムを速やかに適用して(アップデート)、ソフトウェアを最新の状態に保つように心がけなければなりません。

近年では、ネット接続されるスマート家電やカーナビゲーションなども増えてきました。これらもコンピュータが内蔵されてソフトウェアで動作している点で変わりはなく、脆弱性を放置したままにしておくと攻撃者に不正アクセスされるリスクが高まります。

パソコンやスマホでは、修正プログラムが提供された場合に、「ソフトウェアの更新が必要です」などの形でソフトウェアアップデートの通知が表示されることが多くなっています。通知が表示されたら、速やかに更新しましょう。また、自動更新機能がある場合は、この機能を有効に設定するのもよい方法です。
ネットワーク機器や家電、IoT機器など、ソフトウェアアップデートの通知が無い機器では定期的にメーカーのホームページを確認するか、自動更新機能を有効にして確実にソフトウェアの更新ができるようにしておきましょう。

サポート期間が終了するソフトウェアに注意

ソフトウェアのサポート期間

ソフトウェアを安全に利用するためには開発元や機器メーカーから配布される更新プログラムを早急に適用することが重要ですが、更新プログラム配布等のサポートは一定期間で終了するものがあります。サポート期間が切れたソフトウェアは脆弱性が発見された場合も修正されないといったセキュリティ上の懸念があります。
サポート期間を見逃し易いものとして、ソフトウェアの中にはソフトウェア単体で動作するものだけでなく、他のシステムやアプリケーションに使用されているものがあります。その場合、気づかないうちにソフトウェアのサポート期間が切れ、セキュリティ上のリスクを抱えるといったことが発生します。こうしたソフトウェアのサポート期間はソフトウェアの提供元が予め公表しているものもあります。サポート終了時期を事前に把握しておき、計画的に更新を行いましょう。

Windows10のサポート期限Office 2016

多くのユーザが利用しているMicrosoft社のOSWindows10ですが、2025年10月14日に製品サポートが終了となると発表されています。同社では、現在Windows11に移行することを強く推奨しています。
同様にOfficeアプリケーションもOffice 2016の延長サポートが2025年10月14日で終了と発表されています。