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事例3 マルウェア(ウイルス等)対策はしていたはずなのに・・・

事故・被害事例

Sさんが使用しているコンピュータは、1年ほど前に購入したものです。当時、友人のコンピュータがウイルスに感染したこともあり、安心して利用できるように、マルウェア(ウイルス等)対策ソフトが初めからインストールされているコンピュータを購入しました。

Sさんは、そのコンピュータで電子メールのやりとりやホームページの閲覧、ショッピングなど、インターネットを楽しんでいました。そんなある日、友達のTさんからの電子メールを見てびっくりしました。その電子メールには、「あなたからマルウェア付きの電子メールが送られてきた」と書かれていたのです。

そんなはずはありません。Sさんのコンピュータには、購入したときからマルウェア(ウイルス等)対策ソフトがインストールされているのです。それなのに、マルウェアが侵入したというのでしょうか。

これは、Sさんが大切なことを忘れていたのが原因です。マルウェア(ウイルス等)対策ソフトが発見できるマルウェアは、これまでに世の中に出回っているものだけです。つまり、次々と生まれてくる新種のマルウェアは、発見することができない可能性があるのです。

このケースでは、Sさんがコンピュータを購入した後に、マルウェア対策ソフトのパターンファイル(ウイルス検知用データ)の更新を一度もしていなかったため、新しいマルウェアに感染してしまったというわけです。

対処法

Wi-Fi接続をOFFにしたり、LANケーブルを抜いたりして、インターネットに接続できない状態にしましょう。
そして、コンピュータを購入した家電量販店やコンピュータショップ等に持って行って相談しましょう。

予防法