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「Eさん、温泉はどうだった?」
雑談の中で同僚のF君がなにげなくもらした一言にEさんは驚きました。週末の旅行は急に決まったため、会社ではまだ誰にも話していません。この前も誰にも話していないことをF君が知っているので、不思議に思ったことがありました。あのときは、誰か他の人から聞いたのかな、と思ったのですが。
以前にも、読んでいないはずの電子メールが既読になっていたことがありました。もしかして、F君に電子メールを盗み読まれているのでは・・・。
このような、他人に電子メールを読まれてしまう事件は頻繁に発生しています。電子メールはユーザIDとパスワードだけで読めることが多いため、何らかの方法でパスワードを入手してしまえば、他人の電子メールを読むことはそれほど難しいことではありません。多くの事件は、身近な人間によるものですが、好きな芸能人の電子メールのパスワードを推測して盗み読みしたという事件も発生しています。
事件の中には、コンピュータの設定を手伝ってもらう際にパスワードを教えて、その後も変更していなかった、簡単に推測できるパスワードを使用し続けていたなど、利用者の不注意が原因の場合もあります。
速やかに安全なパスワードに変更しましょう。
職場で働いている方は、システム管理者に調査を依頼し、自身のメールアカウントに不正アクセスされていないか確認しましょう。
予測されにくいパスワードを設定しましょう。