Webブラウザとして、一般的に広く利用されているマイクロソフト社製の Internet Explorer に、深刻な脆弱性(ぜいじゃくせい)が発見されました。
利用者は、攻撃者が悪意を持って作成したコンテンツを閲覧した場合、次の被害を受ける可能性が指摘されています。
… 等
攻撃者は、標的型攻撃等の手段によって、利用者を不正なコンテンツへ誘導することが考えられますので、十分な注意が必要です。
脆弱性が発見された Internet Explorer のバージョンは次の通りです。
今回の脆弱性は、多くの人が利用する有名なWebブラウザが対象であること、さらに現在利用されているほぼすべてのバージョンが対象となることから、大多数の利用者が影響を受けると考えられます。
該当の Internet Explorer の利用者は、早急に次の対策を行ってください。
開発元のマイクロソフト社より、修正プログラムが公開されています。修正プログラムはソフトウェアの更新プログラム「Windows Update」を通じて配布されており、修正プログラムの自動更新を有効にしていた場合、修正プログラムは自動的に適用されますので、利用者において特段の対応の必要はありません。修正プログラムの適用を手動にしている利用者においては、速やかに修正プログラムを適用してください。なお、ソフトウェアが最新の状態になっているかは、上記の「Windows Update」を利用することで確認できます。
また、今回の Internet Explorer の脆弱性に関しては、Windows XP に対しても特別に修正プログラムが配布されておりますが、Windows XP のサポートは2014年4月9日をもって終了しています。今後新たな脆弱性が発見された場合、修正プログラムが配布されない場合がありますので、必要な対策を行ってください。