サポート期間が終了するソフトウェアに注意

  私たちは、自分のコンピュータでさまざまなソフトウェアを利用しています。Webブラウザメールソフト、ワープロソフトなどはもちろんのこと、コンピュータの基本動作を担っているOSもソフトウェアです。 また、パソコンに限らず、ルータなどの通信機器や、テレビなどの家電製品にもソフトウェアが組み込まれています。

  これらのソフトウェアには、実は消費期限ともいうべき「安心して利用できる期間」があります。

ソフトウェアのサポート期間

  ソフトウェアを安心して利用できる期間とは、ソフトウェアを開発したメーカーがそのソフトウェアのサポート(保守対応)を行っており、利用者がサポートサービスを受けられる間のことと言い換えられます。

  メーカーによるサポートを受けられる間は、仮にそのソフトウェアに不具合や脆弱性(ぜいじゃくせい)が見つかった場合には、メーカーがそれらを修正するための修正プログラム(「更新プログラム」と呼ばれることもあります)を作成し、ホームページ内のソフトウェアサポートページなどで配布するのが一般的です。

  メーカーから修正プログラムが発表された場合は、利用者は修正プログラムを自分のコンピュータや機器に適用してソフトウェアを最新の状態に保ち、サイバーセキュリティのリスクを抑えることができます。

  しかし、ソフトウェアのサポート期間が終了してしまった場合、ソフトウェアに不具合や脆弱性が見つかったとしても、修正プログラムがメーカーから提供されなくなります。利用者がそのソフトウェアを使い続けた場合、そのコンピュータや機器は不具合や脆弱性を抱えたままの状態になります。これは、コンピュータが外部から攻撃を受ける危険性のある状態であり、サイバーセキュリティのリスクが非常に高まります

基本的な対策

  ソフトウェアは、サポートされているものを利用することを意識し、常に最新の状態に保つようにすることが、必要最低限のサイバーセキュリティ対策になります。

  具体的には、ソフトウェアの脆弱性が発見された場合には、それを修正するための修正プログラムがメーカーのサポートページなどで配布されますので、修正プログラムのインストールを行ってください

サポートが終了したWindows 7 と Office 2010

  これまで、家庭や企業、組織などで一般に広く利用されてきたマイクロソフト社製OSである Windows 7 と、ビジネス用アプリケーションである Office 2010のサポートは2020年に終了しています。

  サポート期間の終了に伴い、以後、不具合や脆弱性についての修正プログラムが提供されなくなります。 そのため、これらのソフトウェアを利用している人は、メーカーのサポートページを参照して、後継となるソフトウェアへ移行したり、サポートが行われている製品を利用したりするなど、コンピュータが外部から攻撃を受けるリスクをなるべく小さくするための対策を行う必要があります。