安心してインターネットを使うために
安全にパソコンを利用するためには、定期的なバックアップが不可欠です。クライアントのパソコンでは、ワープロソフトや表計算ソフトなどで作成したドキュメントファイルだけでなく、送信した電子メールや受信した電子メール、よく利用するホームページのURLなどの情報も、バックアップしておかなければなりません。
バックアップは「やりっ放し」ではなく、定期的に復元方法を確認しましょう。バックアップがきちんと取れているかの確認にもなります。
バックアップには、ファイルサーバやインターネット上のオンラインストレージ、外付けのハードディスクにコピーする方法、CD-RやDVDメディアなどの外部の記憶媒体を利用する方法などがあります。
まず、どのようなバックアップ方法を推奨しているかということを、情報管理担当者や情報システム部門などに確認するか、情報セキュリティポリシーや社内ルールで確認した上でバックアップ方法を決定してください。
なお、外部の記憶媒体にバックアップされた情報は、たとえ個人のパソコン内の情報だからといって外に持ち出したり、机の上に放置したりすることは避けなければなりません。企業・組織にとって重要な情報が含まれる場合がありますので、鍵のかかる場所に保管するなど、適切な保管方法をとるべきです。
最近は機密情報や個人情報の漏洩(ろうえい)を防止するため、情報セキュリティポリシーで、個人による外部の記憶媒体の利用を禁止または制限している企業が増えてきています。バックアップ用に外部の記憶媒体を利用する場合には、事前に情報管理担当者や情報システム部門などに相談するか、情報セキュリティポリシーをよく確認してから行うようにしてください。