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事例9:オークションの商品が届かない

2022年5月に、「国民のための情報セキュリティサイト」は全面刷新し、新ページを公開しました。最新の情報は以下のページからご覧いただきますようお願いします。
新サイト:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html

  Yさんは、いつもオークションサイトでお気に入りのブランド品の出物を探しています。今回も、オークションサイトで限定品のバッグを見つけたため、早速オークションに参加しました。その出品者は業者であるらしく、ある理由で手持ちの多くの商品をすぐに売りたいということでした。市価よりもずっと安いとはいえ、かなり高額な商品であったため、最初は少し迷いましたが、既に何人かの会員がその業者から商品を受け取っているのを見て、安心して銀行から代金を振り込みました。

  しかし、何日たっても商品は送られてきません。あらかじめ教えてもらっていた相手の電話番号には連絡がつかず、住所も偽のものだったようです。しばらくすると、初期に購入した会員以外には、誰も商品が送られて来ていないということが発覚しました。

  時期をずらして大量に出品して、初めの頃の相手にだけ商品をきちんと送ることで、他の入札者を安心させ騙すという手口が多くなっています。悪質なケースでは、最初の頃は犯人が自ら別の名前で落札していただけで、実は初めから何ひとつ商品を用意していなかったという事件も発生しています。