平成2年版 通信白書

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第1章 平成元年通信の現況

(5)情報流通コスト

 昭和63年度の総情報流通コスト(情報を発信点から受信点まで伝達するために必要な経費の総計)は44兆6千億円で、前年度に対し3.0%増加し、昭和50年度の2.43倍であった(第1-3-8図参照)。
 メディアグループ別に情報流通コストの伸びを見ると、各メデイアグループでほとんど差がないのが特徴である。
 また、主要なメデイアについて、昭和50年度から昭和63年度までの情報流通距離量と情報流通単位コスト(情報流通コスト/情報流通距離量)の関係を見たのが第1-3-9図である。
 ほとんどのメディアの配置が図の左上から右下に並んでおり、情報流通距離量の大きいメディアほど情報流通単位コストが安いことが分かる。また、情報流通距離量が大きく変化しているメディアの動きも図の右下から左上に移動しており、情報においても量の増加が単位コストを下げる働きがあることが分かる。

第1-3-8図 情報流通コストの推移

第1-3-9図 情報流通単位コストと情報流通距離量

 

 

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