●クラウドサービスを利用している企業の割合は約6割となっている
クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は58.7%であり、前年の56.9%から1.8ポイント上昇している(図表3-2-1-19)。
●多くの企業でクラウドサービスの効果を実感
クラウドサービスの効果については、「非常に効果があった」または「ある程度効果があった」と回答した企業の割合は83.2%となっている(図表3-2-1-20)。
●利用しているクラウドサービスは「ファイル保管・データ共有」が最も多い
利用したサービスの内容については、「ファイル保管・データ共有」の割合が53.1%と最も高く、次いで「電子メール」(52.2%)、「サーバ利用」(51.0%)となっており、「営業支援」や「生産管理」等の高度な利用は低水準に留まっている(図表3-2-1-21)。
●クラウドサービス利用の理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が最も多い
クラウドサービスを利用している理由としては、「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」(41.6%)が最も多く、次いで「どこでもサービスを利用できるから」(33.8%)、「サービスの信頼性が高いから」(31.9%)が多い(図表3-2-1-22)。
●クラウドサービスを利用していない理由は「必要がない」が最も多い
クラウドサービスを利用しない理由としては、「必要がない」(46.0%)が最も多く、次いで「情報漏えいなどセキュリティに不安がある」(33.3%)、「クラウドの導入に伴う既存システムの改修コストが大きい」(18.8%)が多い(図表3-2-1-23)。