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電磁波の有効利用の一つとして,リモートセンシング技術の開発は,近年マイクロ波からレーザ波まで,とみに盛んに行われている。レーザを用いたリモートセンシングの場合,レーザ波の超高周波特性(1013〜1015Hz)に基づき,原子,分子の組成の測定が可能である。 電波研究所では,光化学スモッグ発生時に重要な役割を演ずるオゾン分子と,炭酸ガスレーザとの間で生ずる吸収効果を利用した差分吸収型オゾンモニタ用レーザレーダの開発研究を進めており,現在,より広域なオゾンモニタを目的とした飛行機搭載用小型レーザ・オゾンモニタ装置の飛行実験を重ねつつ研究開発中である。