昭和51年版 通信白書

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5 要   員

 50年度の郵便事業定員は総人員13万4,387人で,前年度と比較すると632人増加している。
 都市化の進展とともに大都市及びその周辺部における郵便物の増加が著しく,増員のほとんどはこれらの地域に充てられている。
 最近10年間の郵便物数の増加と定員の伸びを比較すると第2-1-23表のとおりである。これによると,40年度を100とした場合,50年度においては郵便物数は148,定員は119であって,郵便物数が増加したほどには定員は増加していない。
 これは取扱処理の集約化,集配運送施設の改善,作業の機械化,合理化等を進めて,要員の節減を図る努力をしていることなどによるためである。
 郵便の取扱事務量は,日又は月により極めて波動性が大きいが,これについては職員の時間外労働あるいは臨時職員の雇用により対処している。
 また,大都市及びその周辺部では雇用難のため,主婦,学生等の労働力を活用したり,小包配達の民間委託を試行している。
 なお,50年度において職員の時間外労働は延べ,1,930万時間,臨時職員の雇用は延べ354万人に達している。

第2-1-23表 郵便物数と郵便事業定員の推移
 

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