郵政省では、電波利用料を財源として、5年度から電波の監視及び規正並びに不法に開設された無線局の探査等を効率的・効果的に行うための電波監視システム(DEURAS:Detect Unlicensed Radio Stations)を整備している。
9年度においては、遠隔方位測定設備(DEURAS-D:DEURAS Direction finder)を21地域に、遠隔受信設備(DEURAS-R:DEURAS Receiver)を7地域に、不法無線局探索車(DEURAS-M:DEURAS Mobile)を4台整備した(写真参照)。
イ 電波監視業務システム(MARKS)の整備
郵政省では、電波の利用者等から寄せられる混信・妨害等に対する苦情申告を基に、不法又は違法無線局の調査、評定、措置等に係る事務処理を電子化するための電波監視業務システム(MARKS:Multipurpose Assistance system Radio monitoring worKS)、9年度には、すべての地方電気通信監理局に整備を行うとともに、MARKSをDEURAS及び総合無線局監理システム(PARTNER)とネットワーク化し、電波監視業務における情報支援能力の向上を図った。