昭和53年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く 目次の階層をすべて閉じる

第2節 情報化の動向

 「情報化」あるいは「情報化社会」という言葉が我々の語いに加えられてから既に10年以上の歳月が経過した。
 その間に「情報化」という言葉は当初与えられていたコンピュータの広範囲への利活用という狭い意味を越えて,情報が社会,経済の重要な構成要素として社会生活の内容を豊かにしたり,経済活動を支えたりすることを意味するようになった。
 情報化の進展が通信の発達を抜きにしては考えられないことは,情報というものが伝え,知らされることによってはじめて意味を持つことからも明らかであり,ここで情報化の動向を取り上げ,情報の流通という視点から我が国の情報化社会をとらえようとしているのは,このように情報と通信とが不可分のものとなっているからである。

 

 

2 昭和52年度の社会経済動向と通信 に戻る 第1部第1章第2節1 情報化と情報流通センサス に進む