昭和53年版 通信白書

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14 海中のレーザ通信

 海洋開発の一環として,レーザによる高速,広帯域の情報伝送システムが強く要望されており,郵政省電波研究所では,レーザ光による広帯域伝送システムの開発を49年度以来行ってきた。
 海中伝搬,水槽実験を行うとともに,水中における偏光保存性,偏光多重通信の可能性,散乱の時間遅れ等の実験的あるいは,理論的検討を行った。52年度は,51年度に引き続いて海中レーザ通信装置の野外実験及び大型水槽を利用したレーザ光伝送実験を行った。この結果海中レーザ通信の伝送可能距離,多重散乱光領域における伝送可能帯域幅及び光軸調整における超音波の有用性等が明らかになった。

 

13 40GHz以上の電波利用の研究 に戻る 第2部第7章第5節 有線伝送及び交換技術 に進む