昭和55年版 通信白書

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3 郵便輸送

(1) 郵便輸送施設の現況
 郵便物の輸送は,遠距離は鉄道,航空機を主力とし,近距離及び大都市内は自動車を主力にして行っている。
 54年度末現在におけるこれらの輸送施設の現況は第2-1-19表のとおりで,鉄道,自動車,航空機の三輪送機関で,全体の延距離の95.1%を占めている。
(2) 郵便輸送施設の推移
 郵便輸送施設の推移をみると,第2-1-20表のとおり自動車,航空の施設が大幅に増加している。これは,国鉄・私鉄における合理化の推進により,郵便輸送に適さなくなった線路がでてきた反面,道路状況が改善されるなどによりそれぞれ自動車輸送に切り替えられたこと,また,航空便の大幅な開設によるものである。
 なお,54年度においては,那覇・先島間航空郵便線路に那覇・北大東間及び那覇・粟国間(54.7.1)を,福岡・札幌間航空郵便線路に福岡・札幌間及び大阪・札幌間直行便(54.10.1)を開設したほか,54年10月1日の国鉄ダイヤ改正等に伴い,鉄道及び自動車輸送の一部調整を行った。

第2-1-19表 郵便輸送施設の現況(54年度末現在)

第2-1-20表 郵便輸送施設の変遷(1日当たり延べキロ程)

 

 

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